果実味があり過ぎて... | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

果実味があり過ぎて...


キリッと冷やしたリースリングの美味しい季節になってきた(年中飲んでるけど)。

最近気付いたことに、昼間は甘いリースリングが飲みたくなり(平日は決して飲んでない、念のため)、晩は辛口のリースリングが飲みたくなることがある。おそらく昼間に汗をかき適度に疲れた喉を潤すにはある程度の糖分が必要なのだろうし、晩酌時に一日の疲れを癒すには糖分よりもアルコール分の方が適役なのだろう。その証拠に休肝日はどうも疲れが取れ難く、翌日も何となく身体がだるいことがある。これは疲れが取れていない証拠なのか、はたまたアル中の禁断症状の初期なのかは非常に悩ましいところである。


淡黄色。抜栓直後から香りは全開で、リンゴ、青いバナナ、アプリコットなどの果実と上品な花の香り。たっぷりとした果実味とシャープでキレの良い酸。凝縮感も充分。ミネラルもガッシリとやや重だが、酸がしっかりしているのでそれほど重くは感じない。グレープフルーツ的な後味の苦味。酸の余韻が長い。抜栓当日は果実の味香が豊かだが、フルーティーさとミネラリッシュなところが際立ち過ぎて全体にキャピキャピし過ぎ。若干飲み飽きしないでもない。

3日後に残りを飲んでみた。わりと平凡に変化しており、やはりこのワインの生命線は果実味なのだと知る。これも悪くないが、今飲むんだったらグーツリースリング の方が断然良い。85/100


2006 Deidesheimer Mäushöhle Riesling Kabinett trocken

Weingut Georg Mosbacher (Forst/Pfalz)

A P Nr 5 112 066 024 07Alc 11.5%vol,Euro9