11月中旬、この冬の始まりのこの時期、韓国では次の年一年分のキムチを漬ける時期です。
その時期のことを『キムジャンチョル(김장철)』と言います。
この時のキムチを漬けることを『キムジャンする(김장하다)』と言います。
今日うちの下宿ではそのキムジャンをする日でした
前日から大量の材料が用意されていて、お手伝いするために長男家族も来てたんだ。
今日は朝5時位から準備の音が・・・。
私は、学校が終わってからキムジャンの様子を見学に行きました。
おいしそう。。。(@ ̄ρ ̄@)
キムジャンは昔から女性の仕事だったそう。アジュンマは「男性にはできない仕事だ。」って。
けど、長い時間座って漬けてるからすごく疲れる仕事だわね。
アジュンマの息子さんが白菜を持ってきたり、入れ物を用意したりとお手伝いしていたわ。
このヤンニョム、キムチの元が入った大きな容器が二つ。アジュンマと、息子のお嫁さんが漬けてた。
この容器の中で、一日塩水に浸けてしんなりした白菜にヤンニョムを塗ってタッパーに詰めるの。
ヤンニョムの材料は、粉唐辛子(고추가루)、塩(소금)、砂糖(설탕)、細切りの大根(무)、ねぎ(파)、カラシ菜(갓)、せり(미나리)、にんにく(마늘)、しょうが(생강)、カタクチイワシの塩辛(멸치젓)、海老の塩辛(새우젓)、太刀魚(갈치)など。
海老の塩辛。
カラシ菜と粉唐辛子。
このヤンニョムには大きな生牡蠣(글)がごろごろ入ってるの。
牡蠣が好きな人にはたまらないものだろうね。
これはすぐ食べる用のキムチのヤンニョムなんだって。
これはカブ(순무)これも漬けるんだって。
今は、キムジャンの時に一年分のキムチを漬ける。それはキムチ冷蔵庫があるから。
キムチ冷蔵庫でないと、すぐに醗酵してしまったり、腐ってしまったりする。
キムチ冷蔵庫は、冷蔵と冷凍の中間の温度で、キムチを保存しておくのに適してるんだって。
これがなかった時代では一年中キムチは食べられなかった。
そして、一つアジュンマに質問してみた。
『もし、次のキムジャンの前に全部キムチを食べきってしまったらどうするの?』って。
答えは、その時はまた少しずつ漬けるんだ、って。なるほど。
キムジャンで漬けるキムチ一年分・・・。どれだけ漬けるのか聞いてみた。
白菜170~180個、大根は70~80個 ←これはアジュンマが畑で育てたもの。
唐辛子は65㌔、100万ウォン分位!!!
そして漬け終わったタッパーは、
40個位!!!( ゚ ▽ ゚ ;)
大変だ。
今日漬けたキムチはアジュンマ夫婦と、息子夫婦、娘夫婦で分けるんだって。
誰が何箱持って行くのか話ししてた。
今日のお夕飯はそのキムジャンで使ったヤンニョムと白菜とお肉でポッサムだったわ。
ポッサム・・・検索してみて。お肉をキムチや白菜で巻いて食べるお料理。
日本でもたくあん漬けたり、奈良漬漬けたりするけど、大変なんだろうな~。
今はらっきょ漬しかできないけど、もう少し大人になったらたくあんも奈良漬もキムチもうまく作る女になるぞ~!!!