今年はのっけから夫が寝たきりです。
時を経れば治ってくれるだろうことが救いですが…。


発端(その1)はこちら。
http://ameblo.jp/joyblog/entry-12115002734.html


夫が「足をひねった」のを目撃していなかった私…
もし階段から落ちた現場を見ていれば…
コミケに行くなど無理は避けたことでしょう。


前夜は宿でコミケカタログを念入りにチェック。

「明日は大手サークル(*1)に並ぼうかなぁ~」
「企業ブース(*2)も気になるんだよねー」


…と、夫はノリノリ。
やる気まんまんでした。

が。

行きの電車で、口数がめっきり少なくなる夫…

会場に着くと、

「痛み、ひどくなってきた…」


そこで、初めて
コミックマーケットの救護室*3
のお世話になったのです。



ひねって腫れたところに触れてみて、痛み(圧痛)があるかどうか診てもらったと。



おお、これは骨折時、その部位に圧痛を認める所見、
マルデゲイガネー疼痛だな!!
と、医学生時代の整形外科の試験を遠い目で思い出す私。




違います。
本当は、Malgaine疼痛といいます。



医学語呂合わせの試験対策本に、↓このように↓のっていたのを覚えていたのです。

「骨が折れてたら、押せば痛いに決まってます。
だから、この疼痛(いたみ)のことを『まるで芸が無ぇー』疼痛と覚えましょう!」


うん、あれから何年も経つけど、バッチリ覚えてたよマルデゲイガネー疼痛!
正式にはなんというか忘れてて、今パソコンでググったんだけど!!
専門外とはいえ、ダメじゃん私!!!


「骨は大丈夫、捻挫だろうって」

この、救護室ドクターの見立てがピタリ当たることを、まだこのときの我々は知りません。


患部に湿布をはっていただいた夫は、昨晩までのオタク的情熱がウソのように、しょぼーんとサークルスペースに座るのみの人となりました(つづく)


コミケ救護室のみなさま、夫を診ていただき誠にありがとうございます。
ウチの本でよろしければ進呈したい気持ちです。
今後は体調管理をしっかりして、なるべく救護室に迷惑をかけないようにがんばってゆきたいと心に誓いました!!



合格コミケ基礎知識(?)

*1大手サークル
プロや神絵師など超人気のサークルで、買うにはディ●ニーランドの人気アトラクション以上の行列ができ、何時間も並び続けなければ買えない(自分の順が来たら既に完売だったり、なんて)こともザラにある。

*2企業ブース
コミケは企業のサークル参加を認めていないが、企業ブースにはアニメ会社や出版社が参加、公式グッズを販売する。こちらも会場限定グッズを求めてすごい行列ができる。作品のファンではなく、買ったものを高値で売りさばく転売ヤーが群がることでも有名。

*3)救護室
医師や看護師など医療のプロが、具合の悪くなった参加者を診て下さる場所。ボランティア。
現場の方のお言葉を見ると雰囲気がつかめるのでは。
⇒コミックマーケットの救急・医療事情
http://togetter.com/li/174694