怪談はこうして作られる（お知らせ）

わたくしめの初・怪談文庫が本日発売です！
怖いものが苦手な人は、ココでＵターンしてね…

三年かけて集めた怪談をドーンと一冊にまとめてます。
せっかくなので、怪談収集の裏話をちみっと公開。

怪談収集場所ランキングby私。

1位・ライブハウス
収集率５０％
夫が地元のライブハウスで歌っているので、その縁でミュージシャンの方にお話を伺うことが多いです。
最初は「怪談集めてるんですけど、何か怖いことはないですか？」
と訊いていたのですが、たいていは「ないな～」のお返事。
そこで、質問を変えて「何か、科学では説明のつかない、不思議な経験ってありませんか？」
にしましたところ、「そういえば…」「気のせいかもしれないけど…」と、ぼちぼちお話を聴くことができました。
怖い体験をお持ちの方ほど、自分の体験をそんなに怖いと感じておられない、ということは多々あるようです。

2位・私開催の飲み会
収集率４０％
怪奇体験は、あっても一人一つということが圧倒的に多いんですけど、たまに、おひとりでドーンと幾つも素敵なお話を持ってらっしゃる方がおられます。
そういう方を~~一本釣り~~「オゴるからゼヒ！」と誘って、ご飯のおいしい飲み屋さんで二時間くらいとっぷりと話を聞くのです。
収集の効率こそは良いのですが、一度に諭吉ｻﾝが一人半飛んでいくのと、たいてい「飲み放」のコースを頼むため、私が酔っぱらってせっかく聞いた話をパァーっと忘れる（＃）のが難点です（ダメジャン！）。

3位・同人誌即売会
収集率７％
コミケ・コミティア・文学フリマで出会う人に訊きます。
即売会の後で、恐怖体験を記したメールをくださる方も（助かります！）。

4位・ネットやはり便利です。
収集率２％
こちらのブログでもそうですし、現在メールフォームでも怪奇体験受付中です。

5位・夫
収集率１％
夫はそういう体験が皆無な人なので、職場で代わりに訊いてきてもらいます。

（＃）連絡のとれる方は、メールもしくはライブハウスで再会したときに、今度はメモを持って疑問点や忘れた部分について伺います。音信不通の方はそれきりになり、話は半永久的に失われます。

とまあ、こんな感じで取材をしているのでした。
タイトルの割に病院怪談は少な目ですが、一応女医が書きました、ということでご寛恕いただければ幸いです。

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価格：680円（税込、送料込）