もうすっかりおのろけダメ人間自慢ブログと化しましたので
医学ネタをお望みの向きも御座いますまいと思うのですが
まあたまにはこんな本を読んでみるのです。
医学の歴史/ルチャーノ・ステルペローネ- ¥2,940
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いきなり表紙の絵で人間がまっぷたつというか
ハンブンになってて
グロだけど気にしない。
「医学の歴史」ですよ。
私が若かりしころは、大学の講義で「医史学」つってた
ような気がするんですけど、
「医学史」という方がメジャーなのかしらそうかしら。
やはり、目鼻のついた近代~現代医学より、
古代医学が面白いのですわ。
いくつか例を挙げてみますと、
まずハンムラビ法典があまりにも有名なバビロニア。
この時代、医師は手術に失敗すると、
罰として指を切断されたとか…
さすが「目には目を」の土地柄ですね。
インカ文明はもっと過激。
この時代、医療ミスで患者が死亡すると、
医師も死刑になりました。
しかもそれが、
ただの死刑じゃありません!!
まず人々から石を投げつけられ、
その後患者さんの遺体に
しばりつけられ、生きたまま
猛禽のエサになったそうで…
ミスしないよう、医師たちは命がけだった
だろうなあと古代に想いはせるのでした。
趣味で恐ろしげなところのみピックアップして
しまいましたが、古代から現代までを
コンパクトにまとめた好著ですので、
ざっと医学の進歩をとらえたいけど、
年表だけだと退屈だし…という方にオススメです。