サッカー場でダンナTくんと開場を待ってた私。

自由席で少しでもいい席を取るために、開場2時間前から
列になって並ぶのだ。



すると、Tくんトイレに行きたいという。

あいにくトイレは遠くにあったので、私がお留守番することに。

彼がトイレに立ってすぐ、私は彼がいたはずのところへ
足を伸ばした。

その瞬間、



私の膝にぽてっと

白っぽいモノ
が乗った。



何?

誰かが吐き出したガムが、ヒザに落ちたのか。



よく見たら…上着の袖にも茶色いモノがベットリ。



ああ~鳥のフンじゃん!!




すみませんお食事中の方…


トリフンって、

固形部分と液体状の部分があるじゃないですか。

その、固形の白っぽい部分が左ひざに、
液状のグチャドロの茶色いモノが左腕に、かかったの…。


この白い部分は鳥の尿で、確か尿酸なのよね~

と、パニクって、
むかし学んだ生物学を頭でおさらいする私。


フンは液状で垂れてくるから、

拭きたいけど動けな~い!!



急いでトイレに向かったダンナTくんに電話、
戻ってもらって拭いていただきました…


上着は脱いで丸めておけばいい。

でも…ズボンはっ。
拭いたけどシミになっちゃった…替えが無いからこのまま。


脱ぎたいけどパンツになっちゃうし(泣


…天気が良かったので、早く乾いたことだけが救い…





ダンナTくんはいぶかしんでいた。

「見渡す限り鳥なんかいないじゃん。」


私「いたんだって!今はいないけどさっきは!
  このフン爆あとが証拠でしょ?」


Tくん「にわかには信じがたいなあ。
 
 1万人も人がいるのに、

 よりによってあんたの上にフンが落ちるの?
 もしかしてあんたの鼻くそじゃないの?」




なんて傷心の私にきついジョークをかますのである。


Tくん、鬼。オニだ。


「んじゃ、オレはトイレ行って来ていい?」



まだトイレすませてなかったのか…



私「やだ!さっきもあなたがトイレ行った直後に
 トリフン落ちたんだもん!また鳥が来るっ!」


Tくん「そんな非科学的なこと、言わないの!」


不安におちいる私をたしなめつつも、

他人の不幸は蜜の味なのか

Tくんの顔は笑っておりました。


やっぱ、アンタ鬼や…。



Tくんがトイレにさえ行っていなければ、頭からフンを
かぶっていたのは彼だったはずなのに…。


なんて強運な男なんでしょう。



これからも隔週でサッカー場に行くのに、またフン爆撃される
のじゃないかと戦々恐々です。

鳥って光るモノを嫌うみたいだから、これから鳥よけに
帽子にいらないCDでも貼り付けて、サッカー観戦しようかと
悩むわたくしでありました…。