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THEATER JO
木工アートスペース、目下作業中!

北海道在住の木工芸術家・屋中秋谷(しゅうこく)氏に来京いただき、朝から晩まで作業をしていただいております。



芸術家でありまた職人である屋中さん。存在感が凄い…。

続々と創り上げられつつある様々なパーツに出会う度、涙が出るような思いです。


上の写真はTHEATER JOにて作業中の屋中さん。

下の写真は先日、北海道新聞に掲載された屋中さんの記事です。木のボタン達…。様々な種類の気を寄せて合わせて創られたファンタジックなボタン。写真を見ているだけでも吸い込まれるようです。

屋中さんが北海道に構えるアトリエ・緑舎(りょくしゃ)のホームページを是非検索して見てみてください。素晴らしい作品の数々にきっと心奪われ魅了されることと思います。




そしてそして…、そのほかの様々な箇所の設え、構造など、諸々の作業が佳境に入っています。


舞台中の機構、
緞帳、
暗幕、
カーテン、

全て手づくり…。


手動で開く小さな緞帳(舞台の幕)も様々な工夫が施されます。

…で、予想外に時間がかかってしまうのが買い出し…。最終的にはお客様の目には見えない細かなアイテムに至るまで…、在庫もあったりなかったり…、Aプラン、Bプラン…と色々工夫しながら進めております。




今週はTHEATER JOの準備をしつつ、「オズの魔法使い」の稽古もありました。新国立劇場での公演ではまた一段と進化したオズをお届けできると思います。


来年3月初演の新作「はなれごぜおりん」の台本の第一稿の締め切りも目前!これがまた壮大な作業でございます…。


今月も、頭の中ではドロシーやゴーシュやよだかやハナックやおりんさんなど…様々なキャラクターや劇世界が同居しています。



「はなれごぜおりん」の原作小説を読み込めば読み込むほどに感動が倍増し…それらの深みを戯曲にどう集約させるか…、考えてはフッとはなれまたじっくり考える…。ロダンの考える人ポーズをとりたくなってしまいます(笑)。

いつもながら時間は足りませんが、実に幸せな作業をさせていただいております。