成田フランクフルトの空港 でのあれこれはともかく、

マンハイムのホテルにたどり着いて一泊した翌日。
ようやっとドイツの旅らしい内容になってきそうでありますが、ホテルでの朝食も早々に

世界遺産の大聖堂の町シュパイヤー(Speyer)へと向かったのでありますよ。


朝のマンハイム中央駅で列車待ち


マンハイム中央駅からはSバーン(近郊列車ですかね)に乗り、

30分弱でシュパイヤー中央駅に到着。
Googlemapによれば駅から大聖堂までは徒歩で約17分とあって、

探せばバス便も見つかるとは思いつつ、ここばぶらりと歩いてみようかということに。


シュパイヤー大聖堂への道


左上(Speyer Hbf)から右下(シュパイヤー大聖堂)に向かうわけですが、
まだ朝早い駅から歩き出す気分はすっかり「世界ふれあい街歩き~シュパイヤー編」てな感じ。
Googlemapに拘らずに歩いてみようと足を踏み出す頭のなかでは

かの番組のテーマ曲がぐるぐるしてましたですよ。


駅前には人も車もいましたが、人口は5万人程度の町ですので程なく静かな住宅街という趣に。
で、そんな頃合いを見計らって脇道を覗くと、ちといい雰囲気の予感が漂って…。


雰囲気で適当に裏道へ


大聖堂へのだいたいの方角だけは頭に入れておいて、やおら曲がってみますと
石畳道に並ぶかど門かどの飾りつけがさりげなくも個性的なのですなあ。



きょろきょろとしながら裏道を奥へ奥へと進み、

道なりに曲がったりしているうちにこのような看板を発見。
ブレーツェル(プレッツェル)の製造販売店のようですね。


シュパイヤーのブレーツェル製造販売店


よく見ると平日は朝5時半オープンとある…ということは、
朝食用にも出来たてを買っていかれる方がいるてなことになりましょうか。


と、少々後付け知識になりますけれど、

シュパイヤーはブレーツェル発祥の地とも言われているようで、

とにかく名物になっているようす。


7月にはBrezelfest(プレッツェル祭)が開催されるのだとか。

そうと知ってれば食べてくるんだった…と思うわけですが、
この辺り日本のガイドブックでは僅かに大聖堂が紹介されるだけで
とうていつかみ切れない情報ということになりましょうねえ。


シュパイヤーのヴォーク川


さらに裏道を進むと小川に到達。どれどれと地図を見れば「ヴォーク川」と。
小さいながらも、ほどなくシュパイヤー川と名を変えてライン川 に注く…となると、
この細い流れもやがては北海に注ぐことになるのですなあ。
なんとなくちょっといい気分になって、川沿いにしばし歩いてみました。



ところで、TVの「世界ふれあい街歩き」では、
その時その時の気分でふらっと路地裏に入り込んだりしながら散々歩いた後になって、
「地図、地図!」と現在位置を確認しようとしますが、あれって実際には不可能ですよね。
初めて行った場所で、ふらふら歩き回ってしまってから自分がどこにいるかを把握するのは
決して簡単なことでは無いように思うのですが…とは、全くの余談でありました。


ここから先はシュパイヤー川と名を変えて…


ここでひとつ川を合わせると、この先はシュパイヤー川となるようですね。
やがて、だんだんと木組みの年代もの(あるいはそういう装い)の家が多くなってきました。

石造りの橋もまた良しですなあ。



どうやら旧市街ということなんですが、伝統とモダンを融合させながら大事に使っているような。
中にはいかにも観光用という感じがありありするものもありますけれど、
やっぱりヨーロッパの町に来たなという気分は出ますですね。



と、そんなふうに裏道をうろうろしているうちに、すでに大聖堂の程近くまで来ていたようす。
見上げてみますと、ほぉらこのように聖堂の塔と天蓋が間近に見えておりましたですよ。


気が付けば大聖堂は間近に…


では続けて、世界遺産シュパイヤー大聖堂のお話…とはなりませんで、
ちょっと迂回して、大聖堂の方は後ほどたっぷりと。


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