年金生活者が号泣、ギリシャ国民の苦難


2015年7月4日 14時31分 AFPBB News

【AFP=時事】ギリシャ第2の都市テッサロニキ(Thessaloniki)で3日、3つの銀行に足を運んできたという年金生活者、イオルゴス・チャッチフォシャディス(Giorgos Chatzifotiadis)さん(77)の姿があった。妻の代わりに年金を引き出そうとしたが、どこの銀行でも駄目だったという。

 4つ目の銀行で、「120ユーロ(約1万6000円)は引き出せません」と告げられ、彼はついに泣き崩れた。

 チャッチフォシャディスさんはAFPの取材に対し、自分が取り乱したのは、「自分の国がこれほどの窮地にあることに耐えられなかった」からだと明かした。「すっかり打ちのめされた。個人的な問題よりこたえる」

 銀行の外に座り込み、通帳と身分証明書を地面に放り投げて号泣しているチャッチフォシャディスさんの様子を捉えたAFPの写真は、債務危機にあるギリシャで一般市民がどれほど苦しんでいるかを表している。

 ギリシャ政府は資本規制を導入し、先月29日以降、現金の流出を防ぐためにすべての銀行の営業を停止したが、1日にはいくつかの支店で3日間の営業再開を許可した。銀行カードを持たない年金生活者が、年金を上限120ユーロまで引き出せるようにだ。しかしチャッチフォシャディスさんは、4つ目の銀行で打ちのめされていた。

 チャッチフォシャディスさん夫婦は、ギリシャ北部に住む多くの市民と同じく、ドイツで何年も暮らしていた。彼はドイツの炭鉱や鋳造所で「必死に働いた」という。

 彼が妻の年金を送金する送り先は、ドイツのベルリン(Berlin)だ。多くのギリシャ国民は、新たな支援を求めるギリシャに対して緊縮策を要求したドイツ政府を非難している。

「パンを買うのに数セント恵んでほしいと言っている市民もいるし、自殺者も増えている。私は繊細な人間なので、自分の国がこんな窮地にあるのを見るのは耐えられない」とチャッチフォシャディスさんは言う。

「欧州とギリシャは間違いを犯した。私たちは解決策を見つけなくてはならない」

 しかし、状況を改善するのに自分にできることはほとんどないと彼は考えている。それどころか、欧州連合(EU)と国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)の金融支援条件の是非を問う5日の国民投票にも参加できるかどうかすら分からないという。投票所が、自宅から80キロ離れているからだ。

「子どもたちに車で連れていってもらわなければ、投票所まで行くお金もない」

【翻訳編集】AFPBB News

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国民投票の結果が今日出ますね。

例のポピュリズムの首相は「反対票」を入れろと言っとります。

沈みかけの船から荷物を捨てて少しでも沈むのを遅らせようと言う場面で、どの道沈むのだから荷物はそのまま持ってろと言う感じですかね。

国民投票も投票率が悪いかもですね。投票所まで行く金が無いからね。

散々無駄遣いして借金こさえたあげくに親に助けを求めて、親ならいつでもたすけてくれると甘えた感覚でいるバカ息子ってかんじですよ。

こんな息子は突き放して痛い目にあわさないと繰り返しますから。絶対ね。

年金生活者が号泣って言われてもね~もらってた年金の支給率が高過ぎてお気の毒って思えないのよね。

先日の新幹線の焼身自殺男についても、年金月額12万円なら高い方だとテレビで言ってましたよ。
国民年金しか加入してなかった人達は月額6万円くらいしか無いそうです。

あの男はどうやらサラ金の借金が相当あったみたいですけどね。そりゃー12万円では足りないだろうね。

つまり、年金が少なくって生活が出来ないのじゃなくて、借金が多くて返済が大変で年金だけでは生活が出来ないってのが正解だったのよね。

ギリシャの現状も今までの暮らしが出来ないって嘆いてるだけですね。貧乏国になってるのだからね、貧乏なりの暮らしに変えて行かないとやっていけないと思いますね。

さて、国民投票結果がどうなるか興味津々です。

日本も今のままの借金生活だとそのうちギリシャみたいになるかもしれませんね。