意外になかった貝をウリにしているお店！
鮮度抜群の貝料理を厳選仕入れの地酒で愉しむ！
お店は秋葉原の駅から3,4分、昭和通り沿いの地下にある
潮音
隠れ家的にひっそりとしているところが期待が高まる。
お店は並びの秋葉原漁港快海の系列だそう。
こちらののウリの、貝とぬる燗。
築地市場に買い出しに行き、毎日、新鮮な貝を提供。
体温に近い温度で飲むぬる燗は、酒そのものの味や香りを楽しむことができ、
磯の風味がある貝との相性も抜群。互いの魅力を引き立て合うため、
貝の旨みを堪能するには日本酒が最適です、とのこと。
これは期待が高まりますね〜
乾杯はまずはアサヒ熟撰から。麦芽のコクしっかりのビール。
貝だけで１２種類もあるのは、なかなかないこと。
そこに旬の鮮魚も並び、充実のラインナップ。
まずは蜆の潮汁。
胃袋を刺激し、肝臓を労る。飲み好きには心強い一杯。
オルニチンで肝機能を高めてから・・・
つまみはのっけから貝ですね～青柳の生姜煮
生姜でアクセントを付けてあっさりと
そして夏のあん肝
さっぱりとしていて〜さっと消える〜。
ビールもいいけど日本酒が呑みたくなっちゃう！
続いて刺身盛り合わせを頼むと
切りたてをテーブルに数品づつ順次持ってきて頂けます。
これは嬉しいサービスですね。
まずはシンコ、鯵、鯖！
って居酒屋でシンコ！！これは驚き！！
江戸前寿司屋でしか見ることのないシンコ。
７月でもまだキロ数万円はする代物。大きさから言って、まだ3,4カンヅケで
出ていますよね。こちらもまだ３カンヅケ。
身が小さいので手間と包丁の技がないと簡単に出せない代物です。
てか、静岡舞阪産のコチラ、一体原価いくらだろう？？笑
丁寧な仕事と酢締めで夏を感じる握り。
そして身厚な鯵は島根のもの。脂も爽やかにサッと消えますね。
そして長崎五島の鯖。これは間違いないヤツ！東京でもこんな
美味しい生鯖食べられるなんて。そうという仕入れに自信と力があるなと
実感しました。
こうなるとうウリの日本酒ぬる燗で。
久留米の酒蔵、山口酒造の庭のうぐいす ぬるはだ 純米吟醸
少し温めて飲んでいただきたいという思いが酒名の由来のお燗専用のお酒。
ぬる燗のふわっと蒸気する中に、ほどよい酸味・甘みを感じますね〜旨い！
続いては鰹、伊左木、蛸、金目鯛
蛸は明石で、噛みしめるごとに旨味に溢れる一品。
伊左木も豊後のもので、独特の風味を持つ夏の魚ですよね～。こだわりを感じるな〜。
続いては貝三昧！！ひや〜
北寄貝、赤貝身とヒモ、青柳
赤貝は宮城から。閖上を始め、一大産地ですよね〜。
身は肉厚で、噛みしめるごとにキュウリのような芳しい香りが
ばっと広がり、甘みが残る。上物ですね。
北寄貝も青柳も、新鮮で貝にさすが自信を持っているだけある。
続いては蝦蛄！！
煮詰め付きで〜むちむちとした食感。
甲殻類の旨味に溢れる〜。
蝦蛄を出してくるなんて、ただの居酒屋ではないということがわかります！
続いて佐渡のお酒
逸見酒造の至 純米酒
米の風味をしっかりと感じるお酒！初めて飲んだけど旨いなぁ〜
続いては姫さざえつぼ焼き
小ぶりの姫さざえ。苦味がくどくないので、くっと日本酒を飲んでも
風味を邪魔することなく、ベストマッチ！
続いてはコチラのお店のスペシャリテでもある潮すき焼き！
蛤が切れてしまったとのことで、この日は白貝の潮すき焼き！
丁度夏が旬の北海道産の白貝。
大ぶりでプリプリしているのが分かります。
コチラをなんと今飲んでいた日本酒の至を持ってきて
鍋に注ぎます！！えっ！純米酒で料理？？もったいないけど
この米の旨味のある日本酒で料理すれば美味しいことは請け合い！！
最後にバーナーでバッと火を通して、出来上がり。
淡白な味の白貝ですが、日本酒の風味とあいまって旨味増大！
大きいので食べごたえもあって、日本酒もまた進んでしまいますね〜。
食べた後に締めはいかがですかという提案。
雑炊もあったけどパスタがオススメとのことで、そちらを注文。
よくよく考えれば、白貝出汁のボンゴレですね！
白貝と日本酒の旨味をしっかりと受け止めて〜これはたまらんっ。
今まで食べた中で一番美味しいボンゴレかも！
他の貝でも、これ絶対食べてほしい！
貝がウリということですが、貝だけじゃない鮮度抜群のお魚が勢揃い。
築地での仕入れと、パイプに自信がある事が伺えます。
居酒屋レベルを超えた美味しいお魚に、地酒のぬる燗でお酒が進むこと必至。
貝好きはもちろん、貝に苦手意識ある人が行っても満足するであろうお店です。