BIRTHDAY PARTY in パウゼ | ピアニスト竹村浄子オフィシャルブログ ~An die Musik~

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昨日、大学時代からの恩師である小林仁先生の喜寿・BIRTHDAY PARTY がカワイ表参道のパウゼで行われました。
門下生が7~80人集まり、前半はミニ・コンサート、後半は立食&歓談&サプライズ・プレゼント、と盛り沢山の楽しいひとときでした。
コンサートでは、先生のピアノ作品、先生が編曲されたBeethovenのシンフォニー(二台8手)、同じくBrahmsのワルツ(二台、オリジナルの連弾)、Beethovenの双子のエリーゼ 笑!、そして、Beethovenの32のヴァリエーションを32人が代わる代わる弾くというイヴェントもありました。
ヴァリエーションのテーマは先生がお弾きになり、二台のピアノを交互に弾いていきました。


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16人がズラッとピアノに向かって整列し、まるでビュッフェか何かに並んでいるかのような光景には、その列に居ながらも笑わずにはいられませんでした 笑。
32人32色でなかなか面白かったです。
トリは先輩の白石光隆さんで、ぴしっとしめてくださいました。


竹村浄子オフィシャルブログ ~An die Musik~  Brahmsのワルツを一緒に演奏した同期の末松茂敏くん


先生はとても77歳とは思えない若々しさで、大学在学中と全くお変わりないお姿に驚嘆。
お話のなかで、先生ご自身は編曲が好きで、必要に応じてするのと、好奇心をもってするのと両方あるけれど、小学校三年生のころからの編曲好きはこれからも衰えることなく続けていくだろう、ということでした。
興味深かったのはその時に話された作曲家ブゾーニの言葉。
ピアノという楽器を弾くにあたっては、どこかでいつも楽譜に書いてあること以外のものもイメージしたり、音色を求めて弾いていることから、それはすなわちすでに編曲しているのだ、ということ。
ピアノは特に音域の広さからオーケストラに近い響きも表現できることもあるし、ピアノを弾く人はいつも少なからず編曲しているのだ、とブゾーニは語っていたそうです。

いつまでも大勢の生徒に慕われ、尊敬され、そしてこのような形でお祝いされる先生は素敵だなぁと思い、これも先生の音楽的包容力とお人柄ゆえとつくづく感じました。


竹村浄子オフィシャルブログ ~An die Musik~  サプライズ・ケーキ



たくさんの先輩、同期生、後輩、ショパン・コンクールの時にご一緒した河合楽器の方との再会もあり、本当に心に残る会となりました。



明日は入間でティータイム・コンサートに出演します。

こどものくに保育園の後援会様の主催ですが、大人の方のためのコンサートになります。

昨日の楽しい音楽の余韻を残しつつ、今日はゆっくり準備したいと思います。