槍ヶ岳 2008年9月 ② | 箕面山から〇△山へ

箕面山から〇△山へ

裏山歩きから、ときどき遠くの山へ

小屋に泊まると大抵は、知りあった人に、


どこから来て、明日はどこまで行くのか聞きますよね。



同じ部屋になった(自分達より)おじさんおばさんに聞くと、


朝、前橋を出発して、松本経由で、今朝登って来て、


明日は槍ヶ岳に登った後、南岳まで行くと。



(気のせいか、なぜか前橋の人と出会う確率が高い気がしてならないです。)

それに比べると、自分達(この時も相方を連れまわしてました)は…



知る度に自分の小ささが見えてくる。


そんな思いにかられながらも、


まずは目の前の目標に立つ。


一歩ずつ行くしかないと。












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翌朝も夜が明けきらぬうちから行動開始。













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蒼い朝です。


静かに始まる一日。



そして、そのいつかの日がやってきました。


寝ぼけた頭では、そんなことにも気が付いていないのですが。

















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これが槍ヶ岳なのでしょうか…


そうは思えないのですけれど。














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眼前に現れた、大きくえぐられたU字谷。


この谷は氷河に削られてできたもの。


地球の歴史さえ感じながら、


徐々にではありますが、


標高を上げて行きます。





















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水俣乗越への分岐点。


ここが槍沢大曲。



ここを右に上がって行く人たちがいました。


その先は稜線へとつながっていると思いますが、


一気に登ることになるので、


自分達は順当に直進します。




















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朝食代わりのお弁当。


ガレ場の下で休憩してましたけど、


今思えば、そんなところ、落石要注意ですね。

















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日が高くなるとともに、


山に掛かったガスが晴れて行きます。



期待が膨らまずにはいられません。
















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振り返ると歩いてきた所が見えています。


ここまで来たんだと、自信につながり、


それがまた力に変わります。














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先が見えないから辛いのか?


先が見えないから楽なのか?



ただ、そこには着実に近づいているはずです。
















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雲がグングン上って、そして消えて行きます。
















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ここが天狗原の分岐点。


帰りのルートは、そちらを通る考えでしたが、


その時は懸命で、そんなことにも気が付いていませんでした。

















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槍は見えんかえ~



そろそろ見えても良いのでは?


そう思いながら、上を仰ぎ仰ぎ(あえぎあえぎ)登ります。






















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絶好の登山日和になってきました。


青も緑もクッキリと。



でも、実際は登ることに必死になって、


景色を楽しむ余裕なんてなかったかもしれません。















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登れど登れど槍は見えず。



「もう少し行くと槍が見えるから頑張って」と、


すれ違う人が励ましてくれます。



もうすぐ、そこに、それはあるのでしょうか?

















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ここがグリーンバンドあたりでしょうか。


だいぶ登ってきたはずですが…


















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空は青、山は緑、




少し石が白いですが…














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と思っていると、


おおっ、あれかっ?



あれが目指していた槍の穂先かっ!?





ん~、ちょっと、思ってたほど尖ってないなぁ~