「日韓次世代映画祭」「下川正晴研究室」「大分まちなかTV」ブログ

下川正晴(大分県立芸術文化短大教授、shimokawa502@gmail.com 携帯電話090-9796-1720、元毎日新聞論説委員、ソウル支局長)。日韓次世代映画祭は2008年開始。「大分まちなかTV」は、学生と商店街のコラボ放送局です。


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韓国2大映画祭の一つである「青龍賞最優秀作品賞」を受賞した映画「ソウォン(願い)」を、主演女優のオム・ジウォンさんを迎えて、3月28日午後6時から、別府市中央公民館で上映します。第6回別府日韓次世代映画祭(3月28日~30日)の開幕映画です。

今夏に日本公開される映画の先行上映です。上映前には、オム・ジウォンさんの舞台挨拶、韓国映画評論家協会理事によるポイント解説などを予定しています。性暴行被害に遭った少女家族の闘いを描いた感動の「家族映画」です。

「大丈夫だよ、ソウオン、大丈夫だよ」

ある雨の朝、小学校に向かった通学途中のソウォン(韓国語で「願い」という意味)は、酒に酔った男に連れて行かれ、信じられない事故に遭う。体と心に消すことができない傷を受けたソウォンの家族。絶望の端から希望を見つけようとした・・・

映画「ソウォン(願い)」は、最も痛いところで咲いた最も暖かい感動をおさめた作品です。「世界は生きるに値する」という希望のメッセージを伝える映画です。

参加を決心した製作陣と俳優たちの心が韓国民に伝わり、韓国ポータルサイトの評価で9・5点以上を記録。自主的に上映会を主催して応援メッセージを伝える国民が現れるなど、映画の趣旨に深く同感して行動する動きが広がりました。英語タイトルは「HOPE」。

大ヒット作「王の男」などの作品で知られるイ・ジュンイク監督の作品。監督は「大きな傷を経験した家族が苦しみのトンネルを通って、再び日常を取り戻すまでの、心からの家族の態度や周囲の人々の願望などを、そっくりそのまま映画いた映画です」と話しています。

主演オム・ジウォンの選択、ソル・ギョングの挑戦!

韓国を代表する演技派俳優ソル・ギョングとオム・ジウォンが、映画「ソウォン(願い)」に出会った。初めて共演した二人は、不要な技巧をすべて放擲し、一寸たりとも変化しない心で、幼な子の痛みの前で両親の普遍的な感情をドラマチックに熱演した。

「シルミド」「海雲台」などの華麗な映画出演歴で、無限の信頼を与える俳優ソル・ギョングは、父親ドンフン役を演じた。娘の苦しみや痛みを見守るだけしかできない父の焦燥心と、世界への怒りが入り混じった複雑な心境を様々な演技の中に織り込んだ。

映画での繊細な熱演からテレビドラマで披露した才気溌剌さまで、多様なジャンルを演じて来た演技派俳優のオム・ジウォンが、母親のミヒを演じた。「オム・ジウォンに見えず、ミヒという人に見えたらいいなと思った」という彼女の言葉そのままに、平凡な母親に変身した彼女は、胸から湧き出る真心が込められた演技で、母性愛を切々と完璧に表現した。

オム·ジウォンにとって、映画「ソウォン(願い)」は挑戦だった。初めてシナリオを読んだとき、独身の彼女は、母親の心をよく表現できないと思った。しかし2年後、もう一度シナリオが届けられたとき、彼女は「運命だ」と思って出演を決心した。

オム・ジウォンは、ノーメイク撮影を敢行した。妊婦の母親役を演技するため、2ヶ月半の間に6キロも太った。シナリオを思い浮かべるだけでも、涙を流すほど役割に没頭したオム・ジウォンは、子供の事故の知らせに接して病院に駆けつけた場面を撮影した時は、撮影が終わった後も、泣き止めないほどの熱演をした。この映画で、オム・ジウォンは、昨年の「韓国映画評論家協会賞主演女優賞」を受賞した。

今回の作品で注目すべき人物は、少女ソウォン役俳優のイレだ。オーディションによって主人公役に選ばれたイレは、豊かな感情表現で驚くほど映画に没頭した。「この映画の宝物であり、幸運だ」 (イ・ジュンイク監督) 「この映画の最良の選択はイレだ」 (ソル・ギョング) 。彼女の純粋な共感の演技は、観客を劇場へと導く重要な原動力になった。

◎韓国で「青少年のためのベスト1映画」に選定!

映画「ソウオン(願い)」は、忌まわしい「児童性暴力事件」を契機にした映画です。きわめて微妙なテーマを扱ったにもかかわらず、この作品は昨年、韓国で公開された劇映画の中で「青少年のための良い映像物ベストワン」として、選定されました。それほど内容面で配慮された映画である証拠とも言えましょう。

選定に当たった「映像物等級委員会」は、「児童性暴力事件の被害者家族の慰労と回復を描いた映画であり、悲しみと絶望にち克ち、世界と人生に対する家族の温かな愛と希望を伝えた」と評価しています。

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主演女優が来場し、特別上映会!!

3月29日午後6時から、上映時間123分。上映前に主演女優オム・ジウォンさんが舞台挨拶。1500円。「チケットぴあ」で入場券発売中。問い合わせは映画祭事務局(別府市観光協会)電話0977-24-2828。
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