163.人事考課制度の構築注意点 | 人事評価のQ&A

163.人事考課制度の構築注意点

 今までは年功序列の賃金体系です。これから能力主義・成果主義を取り入れたいと思っています。新たな人事考課表の作成の仕方と、人事考課を行う際の注意点、社員のモチベーションを高めるには、などをもしご教授いただければと思います。

 

 テーマが大きいので概略を述べます。 本格的になさるのであれば、専門家にコンサルティングの依頼をされるのがよろしいと思います。 (当方でも承っております)

 

1.人事考課用紙の作成について
 何を評価するのか明確にする必要があります。
 成果なのか、能力なのか、態度・行動なのか 。
 複数の場合はそのウエイトをどうするか。
 また、絶対評価で行うのであれば、その基準をどうするか 。
 これらが明確になれば、考課用紙は作成できます。
 それ以前の問題として、職能主義か職務主義か、また、能力主義か成果主義か 。
 その度合いをどうするかを確認する必要があります。

 

2.人事考課行う際の注意点
 考課者訓練を実施して考課ルールや考課基準を浸透させることが必要です。
 事例研究などで考課結果をすり合わせ、自社の基準を銘菓うにする必要があります。


3.社員のモチベーション
 人事考課のルールや基準を事前に公開して、どうすればどんな評価になるかわかるようにします。
 また、考課結果についても本人にフィードバックして、納得できるようにします。
 ただ、フィードバックするには考課者が自信を持って考課していることが前提です。
 社員のモチベーションいついては評価だけでなく、色々な要素がありますので評価以外の部分も考慮する必要があります。