161.係長の能力開発 | 人事評価のQ&A

161.係長の能力開発

 現場で働く係長並びにグループリーダーの面々の能力向上のために、 具体的にどのようにしたら効果があがり、職場の活性化につながるのか、 よい方法があったらご教授下さい。

 

 現状がどうで、どのような状況を目指していらっしゃるのか、よくわかりませんが、 一番確実で効果的な方法は、上司である課長クラスの管理職が、一人一人の状況に応じて しっかり指導することではないでしょうか。

 管理職クラスの人がしっかりしていれば、おのずとその部下である係長クラスも しっかりするでしょう。


 制度的には、管理職はもちろん係長やグループリーダークラスのアカンタビリティを 明確にする必要があります。その上で、そのアカンタビリティを果たすために必要な 能力(コンピテンシー)とは何かを明確にし、目標化することです。


 ただの能力開発とか職場の活性化とか言っても、何の具体性もありません。 各係りの係長にはどのような成果責任(アカンタビリティ)があり、それを全うするためには どのような能力(コンピテンシー)が必要であるか、を明確にするということです。 ゴールが明確になれば、それを目指そうという気になります。 ゴールが明確でなく、ただ走れ走れじゃ、長続きしません。


 期待する能力開発とは
1.能力を伸ばすために努力している状態を期待しているのでしょうか。
2 能力がある一定以上のレベルになっている状態を期待しているのでしょうか。

 当然企業であれば、2の方であると思いますが、それであれば求める能力の水準を示す必要があります。


 これからの人事制度は 成果責任(アカンタビリティ)と発揮能力(コンピテンシー)の明確化が基本になると思います。 その辺を進めていかれると、係長クラスだけでなく会社全体が今以上に 活性化されるのではないでしょうか。