保護者の方で悩んでいる方も
多いと思います。実は相談も多
いです。「うちだけ・・・」は幻想
です。
ただ、これを乗り越えた保護者
の方も確実にいらっしゃいます。
突然うまくいくのではなく、徐々
にという場合がほとんどだと思
います(お預かりしている生徒
さんでのお話です)
私たち講師陣も経験しているこ
とですが、一部の例外を除き
「自分自身(保護者)が繰り返し
た工夫や努力の汗が、時間差
はあっても、そして、その成果が
たとえ微量であっても少しずつ
本人(子供さん)を変えていく」
子供さんを理想とする方向に
向かわせたい気持ちが強けれ
ば強いほど1番身近にいる人
も自分を変えることが必要に思
います。(自分の思う通りに無
理やり強引に引っ張るという意
味ではありません。他人に丸投
げするという意味でもありませ
ん。日々、工夫や試行錯誤を
繰り返すことだと考えます)塾の
先生や我々のような個別指導
講師のたくさんの指導経験を
ヒントにしてもらうのも1つだと
思います。
何も特別なことをせずとも、子
供さんが最難関に進まれる場
合ももちろんあると思います。
ただ、「わが子の成長」に関して
は他人との比較は厳禁だと思
います。私の知る限りですが、
保護者の方が懸命に試行錯誤
を繰り返されている場合が大半
だと思います。なかなか自分1人
で勉強出来ない子供さんのほう
が多いのが現実だと思います。
この「工夫」「試行錯誤」が難し
いところなのですが、方向性が
うまく定まり機能すると着実に
好転していくのも事実です。
成功例に学ぶとすれば・・・・
・我が子を勉強好きにしたい
ならば、自分自身(保護者)も
勉強好きになる(当然、受験勉
強ではありません(笑)何かに
懸命に打ち込み頑張る姿を見
せる。頑張る楽しさ面白さを話
してあげる)
・勉強や子育てのヒントになる
本は本当にたくさん出ています。
図書館なども利用して1度「本
気」で徹底的に勉強してみる。
友人の話やネットの匿名掲示板
はオススメしません。成功されて
いる方ほど、自分の話は謙虚に
話される場合が多いからです。こ
れは我々講師陣が本当に実感し
ています。子供さんが最難関中学
や難関大学に合格された保護者
の方ほど「何も特別なことはして
いないんです・・・・」「本当に勉強
しない子で・・・」「寝てばっかりの
子で・・・・」
もちろん実話もあると思いますが、
これらはごくごく少数の特別な子
供さんなのであまり参考にならな
いと思います(苦笑)時々ですが、
「もう必死のぱっちでした」なんて
話して下さる保護者の方や生徒さ
んがいるのですが、こちらが現実
多数派だと思っています。
・「ほめる」技術を勉強する。
・自分1人で勉強できない子供さ
んには、期限を決めて徹底的に
勉強に付き合ってみる。1科目で
構わないので期限は長くて3ヶ月。
とにかく徹底的にやる。そして「結
果」を残す。ここが大切。結果が出
ると勉強が楽しくなることがありま
す。我々も年に数回、この提案を
実際に実行しています。春休みや
夏休みなどの長期休暇中に行うこ
とが多いのですが、毎日徹底して
一緒に勉強し、勉強方法を「やって
見せる」。短期間ですが徹底的に一
緒に勉強する。
最難関に合格する生徒さんの保護
者の方で子供さんと一緒に毎日早
朝4時や5時に起きて見守っている
方は結構いました(勉強を教えてい
るのではありません)これは私個人
だけでなく周りの講師の先生からも
多数報告を受けています。保護者の
方の「本気」がひしひし伝わります。
(私自身も早朝5時からの授業経験
が複数あります)
最難関に行きたい。志望校に行
きたい。でも勉強する時間があり
ません。宿題する時間がありませ
ん。上記のような頑張る生徒さん
と戦う日は着実に迫っていきます。
どうしても合格したいなら自分を変
える勇気や工夫が必要だと思い
ます。
・家庭でのキャリア教育を大切
にする。「将来の目標」がある子
供さんは強いです。目標が途中
で変わることもあるのですが、最
難関中に合格する生徒さんは将
来の目標を持っている人が本当
に多いです。また、家庭の中でキ
ャリア(将来の職業)の話をうまく
組み込んで、「やる気」につなげ
ている場合も多いです。具体的
に夢を叶える方法や手段まで話
が進むことが理想的ですが・・・
・子供さんのやる気スイッチを
さがす。どういう言葉かけをする
と我が子は頑張れるのか・・・実
は保護者の方が1番ご存知の
場合が多いです。
・適度な距離を保ちながら管理
する。これも勉強がうまく進んで
いるご家庭によく見られる状態
です。どんなに優秀な子供さん
でもまだ「小学生」です。自分を
うまくコントロールできないことな
んていたって普通。見守り・励ま
し・ほめて・叱る。当たり前のこと
ですが、実行する効果は日々少
量かもしれませんが、じあじわと
効いてきます。5年10年単位の
我慢比べを実行されているご家
庭も多いと思います(大学受
験までお預かりしていた保護者
の方のお話から)
最後に「〇〇のせい」など他者依
存の言葉は禁句です。子供さん
も知らず知らずに同じ言葉を繰り
返します。自分を変えることが出
来ません。この症状は実は一番
危険です。我々講師陣は特に厳
しい症状の1つにとらえています。
時間だけが過ぎていくので要注
意です。
上記はあくまで、私と私のまわり
の講師陣の経験です。すべての
人に当てはまるとは思いません。
少しでも子供さんの現状を変える
のに参考になることがあればと思
います。
プロ家庭教師 六甲台キャンパス