![$成功法則実践チャレンジ365-Okamura](https://stat.ameba.jp/user_images/20120807/16/jissen365/dc/ef/p/o0108010812121502553.png?caw=800)
私はプレゼン本の出版を目指し、プレゼンテーションの1日ひと工夫を公開しています。
本日のテーマは『一石二鳥プレゼン』です。
最近はパワーポイントで作成したドキュメントをスクリーンに投影しながら行うプレゼンテーションのスタイルが主流になりました。
ただ、まだ主流となっていないプレゼンテーションのスタイルがあります。
それは「投影資料と配布資料とは分ける」という考え方です。
一般的なプレゼンテーションでは、聴き手に渡すための配布資料を作成し、それをそのまま投影するというスタイルで行われます。
あるいは配布資料でなくても、配布資料と同じフォントで資料を作成するため、投影した資料の文字が全く読めないなんてことは経験したことがあるのではないでしょうか。
私は1つの資料を作成するだけで、スライドにも配布資料にも使えるスタイルを「一石二鳥プレゼン」と呼んでいます。
![$成功法則実践チャレンジ365-一石二鳥](https://stat.ameba.jp/user_images/20121030/08/jissen365/fc/8c/j/o0400030512261462948.jpg?caw=800)
一石二鳥プレゼンにはメリット・デメリットがそれぞれあります。
●メリット
・投影資料と配布資料とを分けて作成する必要がない(これまで意識してこなかった)
・少人数向けなら特に問題ない
●デメリット
・投影資料が見づらい
・大人数には向かない
配布資料にはどうしても細かく書いていしまいますので、それをそのまま投影しても全く読めないですし、それを聴き手が読むのは非常に苦痛です。
ただ少人数での会議や社内会議などプレゼンを聴く人数が少ない場合、かえって手間になりますので、資料を分ける必要はありません。
基本は「投影資料と配布資料とは分ける」です。
大切なので2回書きました。では資料を分けた場合のメリット・デメリットを見てみましょう。
●メリット
・プレゼンの役割が明確になる(聴く時:スライドを見る、プレゼン後:配布資料を見る)
・聴き手に分かりやすい→理解度が上がる
●デメリット
・資料作成に時間がかかる
資料を分けることで、聴き手にとってはより分かりやすいプレゼンとなりますので、その効果も大きくなります。
ただ資料を分ける場合の最大のデメリットは時間がかかるということです。途中で修正が入った場合は、2重の修正工数がかかってしまいます。
そこでポイントは、
「配布資料を作ってから投影資料を作る」ことです。
基本的には配布資料の作成に注力します。配布資料ができたら、そこから細かい説明やグラフなどは割愛し、ポイントとなるところだけを残します。
伝えたいメッセージの文字を大きくし、投影しても見やすいようにします。
発表会やセミナーといった場合は、動画や写真などのビジュアルを取り込んでいくのもポイントですね。
より分かりやすいプレゼンのためには努力を惜しまないようにしましょう。
●岡村周一のチャレンジ目次へ投影用資料と配布用資料とは分けるべし