![$成功法則実践チャレンジ365-Okamura](https://stat.ameba.jp/user_images/20120807/16/jissen365/dc/ef/p/o0108010812121502553.png?caw=800)
私はプレゼン本の出版を目指し、プレゼンテーションの1日ひと工夫を公開しています。
本日のテーマは『学者プレゼン』です。
プレゼンテーション資料を作成する際、多くの人が陥るワナがあります。それは「専門的に書かなくてはいけない」というワナです。
私たちが他人のプレゼンテーションを見たときに、「この人のプレゼンはすごい!」と印象を受ける場合があります。
・ものすごくアイデアが斬新で
・とても専門的で
・(何を言っていたのか意味はわかんなかったけど)
・とにかくすごいプレゼンだったー!
と、このような印象です。
こういったプレゼンを数多く見ていると、私たちがプレゼンを作る際に様々な誤解を生む可能性があります。
プレゼン資料を難しく書くことで専門家としての権威を高め、すごい人だと思われるプレゼンが素晴らしいプレゼンだ!
このような誤解です。
このようなプレゼンを「学者プレゼン」と呼びます。学者プレゼンは、オレオレプレゼンや主人公プレゼンと同じように、聴き手を無視したプレゼンテーションです。
![$成功法則実践チャレンジ365-プレゼンテーション](https://stat.ameba.jp/user_images/20120918/12/jissen365/08/2a/j/o0413028812194038131.jpg?caw=800)
確かに、専門的なことを難しく表現すると「この人はすごい」と思われるかもしれません。しかしプレゼンテーションは自身の博識をひけらかす場ではありません。
ソニーの元会長、出井伸之氏も次のように述べています。
「学者は元来、やさしいことを難しく表現するが、ビジネスに携わる者はそれではダメだ。難しいことをやさしくいうべきだ」
このようなプレゼンは、プライドの高い人に多いです。特に医者や士業を営んでいる人に多いですね。
専門家が専門知識をひけらかすのは簡単です。難しいのは専門的な知識を小学生にでもわかるように説明できることなのです。
専門的な知識が付いてくると、知らず知らずのうちに学者プレゼンになってしまいがちです。常に聴き手の視点に立って物事を表現できるようになりましょう。
●岡村周一のチャレンジ目次へ難しいことをいかにわかりやすく伝えるか
そこに徹底的にこだわろう