・唐辛子の効能
おはようございます、金本です。
本日もご訪問下さり、誠にありがとうございます。
さて、前回では、カフェインは強制的に、活動の神経「交感神経」を優位に
させる働きがある。
朝起きたとき、コーヒーを飲むと目が覚めるのは、カフェインが「交感神経」を
強引に優位に働かせているため、目が覚める、脳が冴える効果があるのです。
しかし、取りすぎるとの不整脈、不眠症、消化器系の機能低下
などをはじめ、自律神経失調症の症状が現れること。についてお送りしました。
実は、唐辛子の効能にも、このような作用があります。
今回は、唐辛子の効能についても言及していきたいと思います。
まず、人間の体は体温が高くなるほど、体の中にカプサイシン(唐辛子成分)
に似た物質を出すことが研究の結果わかっています。
そのカプサイシンを感じた神経が「痛み」を感じることで、それらが危険で
あることを知らせているのです。
人間は、体温が42℃を超えると命の危険があります。
つまり、人間の体は体温が高くなるほど、体の中にカプサイシンが分泌される
ということは、そのカプサイシンを含む唐辛子を摂取し過ぎることは、脳に、
命の危険を知らしているような物なのです。
人間の本能は、生命を維持することにあります。
それを考えてみても、命の危険のシグナルを知らせる物質を摂取することは、
体に大きなストレスを与えていることと、同じことが言えるでしょう。
唐辛子の効能としては、唐辛子が体内にはいると、ノルアドレナリンが
分泌されます。
ノルアドレナリンは、交感神経を優位にさせる作用があり、血糖値の上昇や
心拍数の上昇を起こします。
通常、血糖値の上昇や心拍数が上昇するときは、体が何かしらのストレスを
感じたときの反応です。
もしここで、既に交感神経が優位に働いていると仮定した場合、そこにさらに、
カプサイシンを摂取するということは、より一層、交感神経を優位に働かせて
しまうことになるのです。
常に、交感神経が優位になると、自律神経失調症やうつ症状のような症状が
現れることもありますし、自律神経失調症やうつの方は、身体症状がさらに
悪化してしまう危険もあるので、唐辛子など辛い物が好きな方は、控える
ようにしましょう。
ただし、唐辛子の効能は、何も悪いことばかりではありません。
ご存知のとおり、薬用効果も期待できます。
次回は、その薬用効果についてもお伝えしたいと思います。
今日も、最後までお読み下さり、ありがとうございました。
>>自律神経を整え、心身の不調を回復する方法
>>前回の記事「カフェインの副作用:不整脈、不眠症になる危険」
金本 博明