パチンコ撤去問題について | ミズーノの戯言

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パチ・スロ業界の表と裏を中途半端に行き来する最底辺による
業界観察ブログ&ボヤき

皆様こんにちわ。


戯言のお時間です。



最近、ニコナナの番組「大崎一万発の本音で話せや」にて

ユーチューバーこと「シバター」氏がゲスト出演していたのですが

その際の放送内容に衝撃を受けました、マジで。



いわゆる売名を狙った炎上商法が彼のスタイルらしいですが



「○○の女性ライターは全部枕営業」


「○○の女性ライターを2人喰った」


「○○(某制作会社や某ホール法人代表)は糞」



もちろん生放送なので全て○○部分は実際の名前を言い放ち

同席している大崎氏が引くほどの暴走っぷり。



視聴している分には面白い内容ではあるのですが

生活のバックボーンを持った「怖いもの知らず」というのは

使用する側の力量が問われるというか、何というか。



組織に属していたりすると、言いたくても言えないことが多く

周りの人間に迷惑を掛けないよう、言い回しには慎重になるものですが

シバター氏のようなスタイルが許される時代はある意味怖いなと。



例えるならプロレス業界に総合格闘家が参戦したような違和感とでもいうか

扱い方を間違えるとホールが身を滅ぼしそうな劇薬。

上手に素材を活かせれば大きな可能性を秘めていそうですが

放送の内容を見た限りでは、ちょっと危険すぎますね。



ネット社会というのは、発言に尾ひれが付いて拡散されてしまい

それがあたかも事実のように語られてしまうわけですが

立場や影響力のある人間ほど発言には気を使うのが世の中の道理。

警察官僚が公の場で「昨日パチンコで○○万勝った」などと発言した日には

大問題になりかねない失言とも言えるわけです、マジで。



自分はシバター氏とは対極の思考であるというか

許されたルールの中で限界を攻めることに面白みを感じるタイプ。

パチ&スロ業界同様、枠があるから技術やセンスが光るわけで

ルールがあるからこそ、新しいモノが生まれると考えております、はい。



まぁ、そんなことはともかく



先日近所のホールに導入された、サミーの「コードギアスR2」

デイライトの「彗星のガルガンティア」を初打ち。



コードギアスに関しては久々の設定狙い&終日遊技を敢行。

ホールのクセをある程度は理解出来ているため

とりあえず3000Gは粘るつもりだったのですが

見事に高設定というか、恐らく設定は「6」



約7500Gでスイカ重複6回 (HB2 NB1 RB3)

個人で引いたボーナスは合計46回(合算1/160)

ART中ハズレも6を上回る感じで出現と手応えは充分。

結果的に差枚数は1400枚と微妙な感じではありましたが

まぁ勝ったので良しとします、はい。



感想としては「普通」の機械ですが・・・

敵キャラの「ビスマルク」がちょっと強すぎやしないですかね。

タイミングよくボーナスが固まり、バトルピースを15個前後にしても

1度の対戦でほとんど持ってかれてしまうのが残念すぎるというか

打っていて全く心休まる時が無いので、ちょっと疲れますね。



実は6500G時点まで、差枚数はひたすらプラマイゼロを行ったり来たり…。

運良くBIG中に「CC斜め揃い」を引けたことにより

最終的に勝利することが出来たという感じでありました。

ちなみにボーナス1G連も経験しましたが、やはり恩恵は無し。

一時期は恩恵搭載の機械が多かっただけに悔やまれるところ。



マジハロ5もそうですが、恩恵の無い機械に限って引けてしまう不思議。

過去にラインバレルで1G連した時も同じようなことを考えた気がします。

きっと皆様も同じような経験をしているのではないでしょうか。



高純増ATに慣れてしまっていたこともあり

純増速度には若干のストレスを感じましたが・・・

ハッキリ言って、こればかりは仕方の無い話。

今後の機械のスタンダードですからね、慣れるしかないでしょう。



そして、ディライトの「彗星のガルガンティア」



マジェプリにあったジュリアフレームをリールの上部にも追加することで

表面上の有効ラインを増加させる「限定解除」というシステムを搭載。

マジェプリでは特定のタイミングでしか活用されなかった機能ですが

ガルガンティアではそれらを大幅に見直し、通常時のメイン要素として採用。

リプレイの連続で頻繁に作動するため、非常に斬新ではあるのですが・・・


ボーナスは全設定共通 1/840


設定1のART初当たりは1/315という重めの設計でありながら


最低保証は差枚管理で50枚(純増1.7枚)



まぁ、平均は70枚スタート前後だとは思うのですが

いくら何でも1Kベース32G程度 1/315で最低50枚は酷いだろと。



更に、直乗せが無く上乗せはポイント累計式。※MAX10pt

ポイントMAXで特化ゾーン突入のCZへと突入する感じなのですが

レア役出現でもポイントUPが確定するわけではなさそうなので

50枚スタートではポイントMAXは絶望的であり、駆け抜けが基本。



蒼天2風に例えるなら

「枠下のチェリーが角に昇格してもポイントが溜まらねぇんだ!」



いや、マジで。



もちろん10pt貯めても上乗せが確定するわけではなく

突入したCZの連続演出成功で初めて上乗せが発生。 ※ほぼ50枚

限定解除により、レア役を出現させ成功期待度を段階的に上昇させるのですが

レア役を毎ゲームのように出現させて一番期待度の高い演出に発展しても

普通に外れるという意味不明な成功期待度。



昨今のパチスロ機を揶揄する表現の1つに


「3万使って100枚!」というのがありますが


これからのオシャレワードは「3万使って50枚!」へと進化。



場合によっては前兆演出さえも回せない、驚きの出玉設計であります。

「ふざけんな!こんな機械打てるか! パチンカスなめんな!」



怒りを込めてレバーオンしたところ



自分に対し「くたばれブリキ野郎!」と台がキレ始める始末。



遊技者の文句に逆ギレするパチスロ、アリだと思います。



マイナー機や糞台好きの人間には、久々に刺さる渾身の1台。

マイナーメーカーが次々と星になっていく寂しい現状に対し

まさに彗星のごとく頭角を示し始めた「ディライト」



次作にも期待してます。



入替自粛が明けると共に、色々なホールで入替がスタート。

近所のホールも当たり前のように入替開始したわけですが・・・

どうやら3週連続で入替を行うんだとか。



バカなの? ねぇバカなの?



入替による費用対効果が実際どの程度なのか知りませんが

固定客が存在している機械であっても問答無用で撤去するため

入替告知がある度に怖くて仕方ないわけです、マジで。

更に、入替予定機種にモモキュン3が無いというおまけ付き。



バカなの? ねぇバカなの?



まぁ、おたすけ部が撤去されることはないと思いたいですが

再導入以来、謎の爆裂を繰り返していた「春一番こいこい8」

これを機に撤去される可能性が少なからずあるのが怖いところ。



そんなことを気にしていたら

三共の「夢福神 1/149Ver」が導入されたわけですが・・・

春一番&おたすけ部共に居残りが確定しただけでなく

思いのほか夢福神が面白かったです、キー!悔しい!



ステージ構成が非常に三共らしい凝った作りなのですが

スターウォーズ同様、玉の動きが面白いため退屈しない感じ。

止め打ち効果が高く、ベース対応機ではスペックも悪くない!?



100%ST&15R比率は共通で40%(約1000玉)

ST15回+35回時短の電サポ50回



文面で見ると非常に優秀な機械に思えてしまうわけですが…


右ゲージが前代未聞の酷さ。



かろうじてアタッカー周りのゲージ全般は悪くないのですが

オーバー入賞は絶望的となる大一の「バイオ0」風設計。



右打ち開始時も、共通振り分けということもあり「ヘソ優先消化」

1個返しのクセにスルー通過率も悪いどころか

パカパカ仕様+賞球5個ということでフロック入賞率も低め。

開放パターンも複雑に変化するため、タイミングも非常に掴みにくく

50回電サポでありながら、打ちっ放しであれば200玉以上減るレベル。



消化速度も遅く、リーチ発生率もそれなりといった感じであり

ホールによっては確変ベース50%切るんじゃねぇの?という本格的な鬼設計。



例によって下皿の無い三共筐体ということで

大当たり終了まで玉抜きをしてしまった場合は消化中に上皿崩壊が確定的。

電サポ中に貸出しボタンを強要させられるのがデフォルトなので

首をかしげながら遊技している人間が多く

電サポ抜けの即ヤメ率がライト機とは思えないくらい高いのが印象的。

おたすけ部の電サポが可愛く見えるとか想像もしていなかったです、はい。


技術で差が付く機械なので、自分はお気に入りでありますが

右ゲージの酷さには衝撃を受けました、マジで。

まぁ、何処かを良くすれば何処かが割を食うといった設計なのでしょうが

これがベース対応機のデフォルトだというのであれば

ホールが本格的に意識を改めないと、パチンコは本当に終わりそうな予感。



更に、最近はホールによって「捻り打ち」だけでなく「止め打ち禁止」という

意味不明なハウスルールを定めているホールもあるということ。

ハッキリ言ってそんなルールを採用しているホールでは打てたものではなく

打ちっ放し前提であれば、28玉交換のボーダーは1K25以上!?

そんなホールでは絶対打つべきではない機械なので注意してください。



というか、止め打ちを禁止しているホールの人間には

自身の金で「夢福神」を打ちっ放し消化してみてほしいですね。

自分達の定めたルールがどれだけ無茶なのか身をもって体感した方がいいです。



自分は止め打ちを駆使して1K24以上&確変ベース85%以上の台を

遊技しておりますが、例によって収支は圧倒的にマイナス。

長時間遊技が苦手というのが大きな理由ですが・・・

とにかく初当たりを引けないだけでなく、ST連も平均以下。

ラウンド振り分けだけ多少恵まれているような気はしますが

相変わらずヒキの弱さが際立っており、話になりません。



コードギアスでボーナスを6以上に引き続けるよりも

ライトスペックの大当たりを確率通りに引いてくれる方が嬉しいのに

ほんと、上手くいかないですよね現実は。



ということで今回のテーマ。


テーマは「パチンコ撤去問題」について。



5月末、警察から組合に通達があった「ベース非対応機」の撤去問題。

MAX規制等、色々な自主規制等が重なってしまったことで

イマイチ話題の焦点を理解出来ていない人も多いわけですが

現在問題になっている「撤去問題」と「MAX規制」は全く別の話。



あくまでこれらを形式上で説明するのであれば


「MAX規制は組合が定めた自主規制」


「ベース非対応機の撤去問題は行政指導」


こんな認識で問題ないかと思います、実際の裏事情はともかく。



MAX規制というのは、昨年3月に発表されたモノであり

旧基準MAXのような高射幸性マシンを自粛し

確変継続最大65%以下の機械作りに統一しましょうというルール。

この発表時点では、ベース問題には一切触れられておらず

高射幸性を有する機械を控えるという取り決めであったわけですが・・・



昨年6月?くらいから「遊技くぎ」に関する問題が浮上。

型式試験時では問題なくベース穴(フロック)に入賞しているのに

ホール設置されている機械では全く入賞しないという報告が出始めたわけです。



ホール側が釘を触ることは本来禁止されているわけですが

全国的に基準を満たしている台が全く無いというのは異常であるとし

本格的にそれらの原因を調べていったところ

メーカーが型式試験に持ち込んだ遊技機と、実際に販売した遊技機では

出荷状態でベース穴部分の釘に相違が見られるということになったわけです。


要するに、メーカー側が機械に手を加えて出荷していたということ。


釘調整を違法であると一番理解している製造元が

自ら自社の機械に手を加えて出荷していたということですね。



が・・・



これは実のところ、今に始まったわけではなく

パチンコ業界の暗黙の了解というのがメーカーの認識であり

それらを管理していたはずの警察にも相応の責任が問われるわけです。



これが昨年末に大きな問題となった「遊技くぎ」問題であり

MAX規制とは全く関係ないことがご理解いただけるでしょうか。

偶然?にもベース問題がMAX規制のタイミングと同時期取り上げられたことで

混同するような内容になってしまったというのが実際のところ。



結果的に、この「遊技くぎ」問題が大きく取り上げられることとなり

現在市場に出ているパチンコ遊技機というものは

そのほとんどが「不正遊技機」という扱いになってしまい

ベース非対応機の撤去問題へと派生したということであります。



今回発表された通達を見る限りでは主に


◆6月中に撤去対象をリストアップすること


◆2016年末までに対象機種を撤去させること


こんな感じの内容となるわけですが・・・



極論を行ってしまうのであれば

対象機種=ベース非対応機全てということになり

世の中のパチンコ機のほとんどがそれに該当することになるわけです。



さすがにベース対応前の機械を全てリスト入りさせるとは思えませんが

サジ加減を握るのは遊技機を開発したメーカーの組合とか、どうなんでしょうね。



メーカーが販売した機械が出荷状態で「不正遊技機」として扱われるなら

それら遊技機を購入したホールは完全に被害者と言えるわけです。



ある意味リスト公表というのは、メーカーの自白ともとれるわけで

自分達で開発した機械からリストを上げる以上、責任が発生するのではと。

既存の遊技機は違法なので速やかに撤去するようにと言われても

じゃ代替機の購入費用はどうするの?ということになるわけですね。



分かり易く例を上げて説明するなら、ジパング本丸のスタッフである「坂田」

彼は昨年建売の一戸建てを購入したわけですが

例えば、購入した住宅にアスベストを含んだ建材が不正に使用されていたことが発覚。

ただしそれは少量であり、日常生活には全く問題ないレベル。

あくまで住宅メーカーが安価で住宅を提供するためにコッソリ使用した感じ?

これが現在の建築基準を満たしていないため、強制的に解体させることを義務付けられた上

建て替え費用は全て自己負担ということを一方的に定められてしまった。



こんな条件を黙って受け入れる人間がいるとはとても思えないわけです。

誰だって住宅メーカーと住宅検査機構に責任があると思うんじゃないかと。



実際、型式試験で機械がどのような状態だったのかを開示せずに

一方的に撤去だけを通達するというのが許されるのでしょうか?

だったら時間をかけても型式試験時の状態に戻せばいいだけの話じゃないかと。



パチンコ屋に対して「ザマぁ見ろ!」的な考えを持つ人もいるでしょうが

それはあくまで感情論であり、一方的な考えでしかありません。

嫌かもしれませんが、ホールの立場に置き換えて判断して欲しいですね。



パチスロの4号機撤去の際も似たような感じではありましたが

どんな機械であっても検定期間内の設置は許されていたわけで

一斉撤去された機械は既に検定切れだった機械のみ。



今回の通達を見る限りでは、検定期間を残している機械であっても

リスト入りした機械は年末までに撤去という感じであり

ホール側としても納得できるとは思えないわけです、マジで。



現在の業界の動きを見ている感じでは

対象機種として旧基準MAX&ハイミドル機はほぼ間違い無く該当。

場合によっては一部のミドルやライトスペック等も該当しそうですが

中途半端にリストを作ったら作ったで、色々なところから不満が出るわけです。



あのホールの機械はほとんど該当していないのに

何故うちのホールの機械だけ該当してるんだ、ふざけるな! みたいな。



実際、地方の低貸し専門店や超大型ホールには大問題どころではなく

ホール設置機種の半分以上が撤去対象となる可能性もあるわけです。

毎週のように入替を繰り返す、入替が大好きなホールであっても

それを可能にする機種柱があるからこその入替であり

強制撤去で柱がゴッソリ無くなってしまったら、形を保てないわけです。



今回、自分が特にポイントだと感じるところは

ホールも遊技者もそういったことが行われていることを知らなかったことであり

問題ないと思って購入していた機械が「クロ」として判断されたところ。



そもそも、パチンコ&パチスロの型式試験は完全な機密事項となっており

メーカーであってもその全貌は理解していないわけです(多分)

ホールの人間は尚更知る由もないわけですよ、当たり前ですけど。



実際、入替時には警察の人間が立ち会うわけで

警察の人間の目の前で設置した機械がデフォルトで違法機でしたとか

今回に限り、責任を背負うのはどう考えてもホールではないはず。



わりとマジでホールがメーカーと警察相手に裁判を起こしても不思議ではなく

それどころか、ホールが不利になる要素が一切見当たらないんですよね。

何しろ、過去の選択肢全てが不正遊技機という扱いになるわけですから。



個人的に考える、これを問題なく解決する策としては

一刻も早くパチンコの遊技機に関する法律を変え、封入式&設定を復活。

釘ではない部分でホールが利益調整出来るようにしなければ

この問題は何時まで経っても平行線のような気がします。



もうすぐリストが公開されるらしいので

それを見なければ何とも言えないとは思いますが・・・



相場サイトを見ていると、露骨に値段が暴落している機械と

値段が上がっている機械が明確であるというのは事実。



仮に、発表されたリストとそれらを照らし合わせた際に

万が一、ピンポイントで撤去対象が発表前に暴落していたのであれば

自分はそっちの方が大きな問題なのではないかと思いますが。



年末までに日本全国のホールで大きな金が動くことは明白。

その匂いを嗅ぎつけた人間が、今回の撤去騒動に関わっている可能性もあり

機械の価格操作を行っている可能性も充分にありえるのがパチンコ業界。



どういう顛末になるのか現時点では予測不可能ですが・・・

ホールが最大限譲歩して1/320以下の全撤去くらいじゃないかと。



甘デジやライト機まで撤去リストに含めるというのは

4号機撤去どころの騒ぎではなくなるというのが実際だと思うので

今後の動向からは目が離せないですよね、マジで。



ということで今回の戯言は終了。


次回の戯言でお会いしましょう。