野球賭博! | ごろつき中年ニートの怒りと弱音の日々

ごろつき中年ニートの怒りと弱音の日々

新宿歌舞伎町でホスト、ソープ、ポン引き、ボッタクリ、取立て屋、カジノ等の職につき、

一時はカジノ、麻雀荘、喫茶店等を経営していた男の、落ちぶれニート生活!!

しかし酷い世の中になったもんだ。


もちろん相撲界の賭博報道のことだ。


日本相撲協会の発表では29人が野球賭博を行い、36人が
麻雀、花札、賭けゴルフ等を行ったという。


無能コメンテーターの中には野球賭博以外の36人も

処分すべきだと言い出す猛者も居たが、「馬鹿も休み

休み言え!」と言いたい。


大体、何も賭けないで、ゴルフや麻雀をやる者なんて
居るのだろうか?


特に麻雀はカルチャーセンターの麻雀教室と家庭麻雀を除くと

ノーレートは皆無と言っても良いだろう。


警察官も教師も僧侶も官僚も皆、金を賭けてやっている。


別に誰に迷惑をかけるわけじゃ無し、負けたら、ただ自分の財布が

傷むだけのことで、誰も罪悪感など感じないし、感じる必要も無い。


試しに今回、相撲協会が行ったような賭博実態調査を警察や官公庁

銀行、商社、広告代理店等を対象にやってみたら良い。


今回、賭博を行った力士や親方達も皆、パチンコや

競馬感覚で、気軽にやっただけだ。


当然、犯罪意識や罪悪感なんてものは無くて、こんな大事に

なるとは夢にも思わなかっただろう。


そして実際問題、賭博罪なんてものは酒気帯び運転以下

の軽い罪であって、賭博を行った力士よりも、殺人事件並み

の扱いをしているマスコミの方が、明らかにおかしいのだ。


そして警察もおかしい。


もうすでに胴元と客の双方が、手仕舞いしている過去の博打を

蒸し返して、捜査するなんてことを過去にやったことはない。


そして胴元(賭博開帳図利罪)でもなく、単なる客(単純賭博罪)である

琴光喜の自宅を家宅捜索するというのも、私が知る限り過去に例がない。


単純賭博罪 


50万円以下の罰金


酒気帯び運転


3年以下の懲役又は50万円以下の罰金 +行政処分(免許取り消し処分等)


罰金で済む単純賭博と、懲役の可能性がある酒気帯び運転との差は

雲泥の差で、酒気帯び運転の方が、遥かに重い罪だといえる。


実際、私には賭博の前科が数回あるが、どうってことはない。


留置場に入れられることも無ければ、逮捕事実を勤務先や

家族に知らされることもない。


三時間ほど取り調べられたら、もう釈放で、数週間後、検事に

呼び出されて、罰金を払えば全て終わりだ。


だから、賭博で逮捕されても、たいていの者は「今日はツキが無かった」

と思うだけで、反省したりはしない。


翌日は普通に仕事に行くし、中には釈放されたその足で

カジノに行って、バカラを打つ猛者もいる。


だから、今、このブログを読んでいるあなたの会社の同僚の中にも

前日、賭博で逮捕された者が、居るかも知れないということだ。


今回、力士によっては単純賭博罪では無く、常習賭博罪が

適用されるのではと言われているが、過去の私の経験から

すると、それはありえないことだ。


(常習賭博罪は3年以下の懲役で、罰金刑はない)


年に365日、違法賭博を行っていたとしても、初犯であれば

罰金十万~二十万が、せいぜいで、常習賭博で起訴される

ことは、まずない。

(但し、検事に悪態をついたりしたら、この限りではない)


それでは、どういう場合に常習賭博罪が適用されるかを書こう。


罰金は逮捕を重ねるごとに高額になっていく。


逮捕回数 罰金額


一回目 十万

二回目 二十万

三回目 三十万

四回目 四十万

五回目 五十万


五回逮捕されて、罰金刑の上限の五十万に達してしまった者は次回

常習賭博で起訴されるのではと怯えるが、実際はそこから又、五十万

の罰金が数回続き、十回目くらいの逮捕で、やっと常習賭博での起訴

となるのが一般的だ。

(但し、検事に悪態をついたりしたら、この限りではない)


どこか、交通違反の免許取り消し処分までの過程に似ているが

実際、賭博の摘発なんて、そう、しょっちゅう、あるわけでは無いから

十回の逮捕というのは狙ったって、出来るもんじゃない。


というわけで、博打の世界に二十年ほど身をおいていた私のまわり

でも、過去に常習賭博を打たれた者は二人しかいない。


賭博罪の説明はこれくらいにして、そろそろ本題に戻ろう。


マスコミはやたら賭博、賭博と騒いでいたが
賭博自体はもちろん犯罪では無い。


競馬、競艇、競輪、オートレースは今日も日本中で開催されている。


「公益事業の公営ギャンブルと一緒にするな!」


と言うなら、著しく公益を損なっているパチンコはどうなるのだ?


一家離散、破産、自殺、強盗…etc…


パチンコは連日、日本中で不幸を生みながら、客を装った

打ち子に勝たせて、ロクに税金も払わず、浮いた金をせっせと

北朝鮮に送金して、それが核開発費用になっていたりする。


合法とされている競馬&パチンコと、違法とされている野球賭博&

麻雀の違いを考えると、物事の本質が見えてくる。


要するに賭博がいけない訳ではなくて、役人にメリットの
無い賭博は捕まるということだ。


そして、テレビ各局が、連日このことを報道するのには

二つの大きな理由がある。


その一つは以前「テレビの落日!」 の中で書いたが、番組制作費を

削減しなければならないというテレビ業界の事情によるものだ。


大幅に増えたニュースバラエティの時間枠を埋めるためには

どんな小さなネタでも、インフルエンザやのりピーの時のように

長期間引っ張らなければならない。


そして、二つ目の理由は自社の番組スポンサーである公営ギャンブルや

パチンコ関連企業に対する、ご機嫌取りのようなものだ。


連日の野球賭博報道が、私の目には


「ギャンブルをするなら、公営ギャンブルかパチンコに
しなさい!それ以外のものをやると警察に捕まるよ」


と言っているように映った。


マスコミは立小便に毛が生えたような賭博罪を重大犯罪に

見せるためにやたらと


「賭博行為」「賭博汚染」「暴力団関係者」「暴力団の資金源」


という言葉を連呼したが、私に言わせれば支離滅裂の話だ。


しつこくなるが、賭博行為は連日、日本中の競馬場やパチンコ屋

で行われているし、賭博汚染と言うのなら、それはパチンコ屋に

こそ相応しい言葉だろう。


そして、暴力団関係者という言葉にも、私は違和感を感じた。


恐らくマスコミが、特定の人物を、実際以上に悪く見せるために

編み出した言葉だろうが、アウトローの世界にそんな言葉はない。


私は警察にも、やくざにも知人がいるが


私は暴力団関係者なのか?


それとも警察関係者なのか?


と訊いてみたくなる。


そして野球賭博=暴力団の資金源というのは全くの的外れで

今回もし暴力団が関わっていたとしたら、それはレアなケース

だと言っておこう。


こういった店舗を必要としない、電話のみの博打の場合、暴力団

はあまり絡んでおらず、堅気が暴力団に内緒で、こっそりとやって

いるケースがほとんどなのだ。


話は少しそれるが、暴力団との付き合いについて書こう。


暴力団との付き合いが発覚すると、相撲界や芸能界では

何らかの処分を受けるが、私はそれをおかしいと思う。


海外では暴力組織の存在自体を許さないから、それらの組織は

全て地下に潜っているが、日本は暴力団に市民権を与えている

珍しい国だ。


そして暴力団を認知しといて、関わることを認めないというのは

大きな矛盾だし、無理な話だ。


事件にならなければ動かない警察を頼りに一般人はどうやって

ヤクザと関わらないようにすれば良いのかを訊いてみたい。


自分に擦り寄って来るヤクザに対して、「私に近づくな!」
なんてことを言える一般人は極少数だ。


「俺は今までヤクザと関わることなく生きてきたぞ!」


と胸を張る人も居るだろうが、そうゆう人はヤクザから見て

うま味が無かったというだけのことだ。


話を相撲に戻そう。


琴光喜関の解雇に反対して退職願を出した

貴乃花はまともだと思う。


貴乃花の言うように琴光喜を十両から始めさせたら

面白かったと思うし、妥当な処分だったと思う。


相撲に全く興味の無い私だが、大関と十両の差が

どれくらいのものか、見てみたかったし、そう思ったの

は私だけではないはずだ。


視聴率は上がり、災い転じて、福となしていたような気がする。


琴光喜の解雇は文科省或いは検察官僚OBの村山弘義理事長代行

の発案だろうが、役人=神 役人以外=ゴミという考えが無ければ

こんな発想は生まれない。


過去に検察、警察、役所等で起きた裏金問題をあげたら

きりが無いが、それは罪の重さで言えば、賭博とは比較

にならないくらい重いものだ。


業務上横領罪 10年以下の懲役


公文書偽造罪 一年以上十年以下の懲役


にも関わらず、役人の場合はほとんどお咎め無しだ。


そして総務省許認可事業のテレビ局はそのことをロクに

追及も出来やしない。


もし琴光喜が役人であったなら、減給10分の1(1カ月)
くらいだっただろう。


最後にもう一度言おう。


しかし酷い世の中になったもんだ……


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