野球のシーズン | 宇都宮イサト

野球のシーズン

春は野球のシーズン。学童から社会人までまったく同じルールの野球が開幕する。


野球の審判をやるようになって15年ぐらい経つだろうか。だからといって野球選手を引退したわけではない。

今だ:現役で先発レフとで7番バッター。毎年、毎年、戦力外通告をいつ言われるかとビクビクしている。毎日早朝、犬と一緒にランニングは欠かさない。息切れなど全然しない犬の方が息切れしている体が軽い。グランドを走れるうちは続けたいと思う。もちろん草野球の世界の話。そんなこんなで自分の子供の学童野球のおかげ?で審判もやるハメになった。野球を続けてから審判だけはやりたくはなかった。文句は言われても褒められることは絶対にない。負けたチームには「審判のせいで負けた」と必ず言われるし一方勝ったチームは「うちの息子が打ったから」とか活躍したからとか・・・「審判のおかげで勝たせていただきました」なんて話は聞いたことがない。

審判は本当に報われない仕事である。じゃあなぜ審判やってるの? 自分にもよく解らない。

ひとつ言える事は審判のミスジャッジで、監督コーチの厳しい練習を続けてきた子供たちに悲しい思いをさせてはいけない。実力で負けるのは勝負の世界で仕方がない事。しかし審判のミスで負けるのはねえ・・・。自分もミスしないように日々精進しなければ。そんなこんなで後10年はグランドから離れられそうにない。