まさか、まさか!
ヴァンデンバーグの記事を再び書く事になるとは思いもしなかった!
以前のVandenbergに関する記事
「Vandenberg / Heading For Storm 」
お客様にこんなことを聞いて耳を疑った・・・・
「なんかヴァンデンバーグがまた活動を始めてニューアルバム出してるらしいよ~」
なんと!17年前に音楽シーンから離れ、芸術家に専念し、実質引退状態だったあのエイドリアン・ヴァンデンバーグが17年の時を経て再びシーンに戻ってきたというのだ!
そんなことがあるのか!
なにかの間違いでは?
早速ネットで検索してみる!
そして飛び込んできたのは次の叩き文句!
「エイドリアン・ヴァンデンバーグ、ついに帰還…」
永き眠りから覚め、シーンへの本格復帰を果たした伝説的ギタリストによるニュー・バンド始動!
ハード・ロック・ナンバーも美しいバラードも輝きを放つ、ネザーランドから届いた魂のアルバム!
VANDENBERG、WHITESNAKE、MANIC EDENといった名バンドで活躍してきたオランダが生んだ伝説的ギタリスト、エイドリアン・ヴァンデンバーグが音楽シーンに復帰し、ニュー・バンドVANDENBERG'S MOONKINGSを始動させた。
- ヴァンデンバーグス・ムーンキングス ~デラックス・エディション【SHM-CD+DVD】/ビクターエンタテインメント
- ¥3,780
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以下はニューアルバムに関する情報です
■17年振りの本格復帰
芸術家としての活動や、幼い娘の成長をそばで見届けたいことから、永らく音楽制作活動を休止していたエイドリアン。本作は、エイドリアンにとって17年振りのハード・ロック界への本格復帰作ということになる。
「俺の復活を持ってくれていた多くのファンからの熱烈なリアクションに、圧倒されている。応援し続けてくれていたファンの皆の忠実さには驚かされるよ。折しもこのデビュー・アルバムは、俺がこれまで作ってきた作品の中でも最高のものだ。70年代の素晴らしきロックと今日のロックとの架け橋を作りたかったんだけど、とても上手くいったと思うよ。本当はもっと早くプレイし始めたかったんだ。でも今が行動を起こすに最適な時間であると直観したんだと思う」 ― エイドリアン
■デイヴィッド・カヴァデールがゲスト参加
WHITESNAKE時代からの友人であるデイヴィッド・カヴァデールが参加している。WHITESNAKE時代にエイドリアンとデイヴィッドがふたりで作り、89年のWHITESNAKEのアルバム「SLIP OF THE TONGUE」に収録されたバラード“Sailing Ships"のセルフ・カヴァーに挑戦している。
■才能あふれる若きオランダ人ミュージシャンたち
今回エイドリアンの元に集ったメンバーはヤン・ホーフィング(vo)、セム・クリストフェル(b)、マルト・ナイエン・エス(ds)という若いオランダ人ミュージシャン。ヤンとは、2011年にエイドリアンの地元のプロ・サッカー・クラブチームに依頼されて作った曲を歌うシンガーとして白羽の矢を立てたのが出会い。その曲を生演奏するため、マルトを知人から紹介された。そこから遡ること約10年、エイドリアンが審査員を務めたタレント・コンテストに13歳のドラマー少年が出演していた。それがマルトだった。
■古い機材で行なわれたレコーディング
2013年9月末、VANDENBERG'S MOONKINGSの4人は、アムステルダムの近くにある有名な『Wisseloord Studios』にてレコーディングを開始した。エイドリアンは我が家に帰ってきたように感
じたそうで、こう語る。
「ヴィンテージな機材を使ってレコーディングした。チューブ・コンプレッサーで作業し、60年代の『Neumann』製マイクを使い、70年代の『Neve』製コンソールで全パートをレコーディングしたんだ。その結果、サウンドは、エキサイティングでラウドかつアナログっぽく、実にロックンロールしたものになったよ。その一方で、新鮮でもあり、ダイナミックで、今日のタイトなロック・バンドとしての爆発性も備えている」 ― エイドリアン
とまぁ、こんな感じですが、次にアルバムレヴューを見てみます。
レヴューをザッと見てみますと、オールドファンはやはり往時のメロディアス路線を期待するも、彼の目指すのはやはりWHITESNAKEの流れを汲むブルージィなロックらしい。
いつまでデビカバの影を引きずるのか!との批判も見受けられたが、前にレヴーしたこともある
デビカバのソロ風アルバム『Restless Heart』 、アダルトなロックでこれはこれで気に入ったのだがこの時のレヴューではこう書いた・・・。
一週間、車で聴いた感想・・・・
ウ~ン、すっごくアダルトなロックだなぁ・・・
これは前のめりになって、ガンガン聴くロックではない、リクライニングチェアに座ってロックグラスでも傾けながら・・・・と言ったら大げさか、車にネ~チャン乗せて聴くには最高かも、適度にロックで、ブルージィーで、メロディアスで・・・。
しかし、ホワイトスネイクのアルバムを通して言えることだが、特にこのアルバムに関しては、聴き終わったあと、殆どデヴィッド・カヴァデールのボーカルしか印象が残らない。
ギターはもちろん、ソングライティングにもエイドリアン・ヴァンデンバーグは参加している筈なんだけど、彼の持ち味とも言えるギターが全くと言っていいほど陰を潜めてしまっている。
う~ん、この『Restless Heart』の流れを汲むニューアルバムだとしたら、ちょっと期待はずれに終わるかも知れない・・・。
しかし、諦めていたエイドリアン・ヴァンデンバーグの復活!
これはアルバムを是非聴かないわけにはいかない!
早速アマゾンでポチッとな(笑)
長いので以下後編で・・・・(;´∀`)