後輩の、「新しいお店に行きましょう」という、
ランチでの魅惑な発言に、まんまと惹かれてしまった私たちは、
「新しい」という言葉だけを頼りに、春の歴史的寒さに耐え、
背中を丸めながら向かったお店が、右近。
あいにく外観では判断できませんが、決して恵比寿に
新しくできたお店ではなく、恵比寿歴が長そう。
そして、メニューはこんな感じ。
なんとなく「安いんだろうな~」というのと、「何でもあるな~」といった印象。
ただ、「⑧昔なつかしの味 海鮮ナポリタン 小/中/大」だけは、明らかに異質。
トランプでババ抜きをする時に、ババ(ジョーカー)を
持ち手のカードよりも半身上に出すプレイヤーっていますよね?
確実に誘ってる感じで。
カードの向こうで「抜け!」って念じているような。
私の中でナポリタンは、まさにそれでした。
他のメニューも含めて何度も確認するも、
どうしても、ナポリタンが気になるわけです。
とういことで、その半身出てるカードを引いてみました。
寄ってみました。
異変に気づきましたか?
具がない!
驚きです。
味は、リアクションに困るぐらいにフツー。
れっきとしたババでした。
確かに期待はしてました。
何かを。
でも、そんなオチとは。
「昔懐かし」とは、「具がない」ってことか??
ちなみに、後輩も一緒にナポリタンを頼んでたのですが、
後輩のは、かろうじて具が目視できました。
その時点で、なんとなく気分はブルーに。
帰りは、お店に来る時よりも、背中がより丸くなっていました。
右近 (居酒屋 / 恵比寿、代官山、広尾)
★★★☆☆ 3.0