夕方に久助 に入店するも、店を後にした時は既に夜。
お店のほぼ正面にある和菓子屋さんの
レトロな、内照式の看板に目が留まり、
その明かりに誘われるがまま、
ほろ酔い加減で訪問。
明治6年に創業した和菓子屋さん、亀井堂 。
物色していると、店員さんから
瓦せんべいや人形焼の試食を勧められます。
しかも、物腰柔らかく、丁寧に。
決して、恩着せがましくなく。
更に、お茶まで用意してくれます。
老舗という看板に胡坐をかかないこの商魂、天晴れ!
この店の人形焼は、「アド街ック天国(テレビ東京系列)」で
第一位の店に選ばれたようです。※コチラ
普段、仕事でこういった’権威付け’を行う側にいる人間なのですが、
’権威’に滅法弱いんですよね~。
牛乳やバターを用いずに、卵と小麦粉が主原料の和カステラで、
身がギュッとして待っていて食べ応えがあります(一部抜粋)。
こしあんも甘みが抑えられていて、あっと言う間に食べちゃいます。
人形焼は長く続いている定番商品でしょうが、
他に目に飛び込んできたのは
なんとも老舗らしからぬ、チャレンジ魂が感じられる
「人形焼ジェラート」といった想像しづらい商品名。
買わないわけにはいけません。
あっさりとしたジェラートと人形焼が合体した意欲作。
中に見える白いのがジェラートで、
茶色の物体が人形焼を刻んだものです。
両者あっさりしているので、味に大きな主張はないものの
ジェラートのシャーベット状の歯ざわりと
ギュッと詰まった和カステラの食感が
一緒に楽しめる、酔い冷ましにはもってこいの一品でした。
人形町亀井堂