こんにちはー。

今日は、空気がややひんやりで、過ごし易い

上海から岩野です。


昨日は、日本語ボランティアの生徒さん総勢24名様を

引率しての茶道体験でした。


こちらの企画には、上海で表千家の先生をされていらっしゃる

大塚早苗先生のご協力があってのこと。

現在、上海、そして東京で、「美門」を主宰されていらっしゃいます。

表千家、池坊、着付け、そして日本のマナーを伝授されて

いる大塚先生は、4歳から茶道をはじめた方です。

とーっても、素敵な方です。


今回は、3組に分けての体験教室。

この日に至るまでは、李先生と打ち合わせがやや大変だった時期もありました。

そんな中でも、大塚先生は理解を示していただき、お忙しい週末に

日本語クラブの皆さんの為に、時間を割いてくださったのであります。


では、今回どのような会になったのか?

ご紹介いたします。



お部屋に入り、白い靴下を履き、手を清めてからお茶室へ。

みなさん、慣れない正座にやや緊張気味。

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総礼ではじまります。

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お菓子の頂き方ひとつにも、気配りの決まりごと「型」がございます。

綺麗な練りきりの生菓子をご用意してくださってました。

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懐紙を出して、お菓子をいただきましょう。

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お菓子の蓋を取りあげ、下座の型まで蓋をまわします。

これは、お茶席の人数が比較的多い場合、
何度も蓋を開けたり閉めたりを避ける為です。

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そして、クロモジでお菓子を1つ取り寄せます。

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続いて、お茶のいただきかたです。

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なぜ、お茶碗をまわさなければならないのか?

この、恐る恐る回す表情が可愛い。

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相手の立場に立ち、器に対する心遣いもあるんですね。

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一服の薄茶を感謝を込めていただく。

お辞儀は、感謝の表現です。

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最終組のお点前は、大塚先生自ら点てて下さいました。

流れるようなお点前です。

美しいです。

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大塚先生と社中の方の心遣いにより、

みなさん、大満足での茶道体験でございました。


お二方の息もぴったりで、拝見していて気持ちの良い連携でした。

これも、相手を見ながら仕事をする基本ですね。

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この度は、引率兼写真撮影ミッションの私でしたが、

礼儀の原点を勉強させていただいた、とても貴重な1日でした。

大塚先生に感謝!


では、最後にご愛嬌。

正座の後のみなさんの1ショット。

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慣れない正座、お疲れさまでした。

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