おはガンマ!

お釈迦さまは、この世を

「不生不滅」(時間)
「不垢不浄」(空間)
「不増不減」(物質)


と言ってるさー。

意味は

「時間、空間、物質にとらわれないさー」

でした。


これを、現代物理学で考えるさー!という釈迦に説法企画です。



いつまでもできるのですが、難しい話ですので、今回でいったん区切りましょう。


「私ってもしかしてすごいかも!」

と感じていただけたら、それでこの頁の目的は果たしています。


さて、電子のとんでもない性質に

「過去に戻る」

というものがありました。


「戻んなよ!w」と言いたいところですが、時間の概念に縛られている私たちの方が「おかしい」のです。

私たちは、わざわざ「時間」というものがあるように頑張ってつくって、ここにいるのです。

時間をつくった私たちは、ある意味で

「アホの極み!=天才!」

なのです。


「電子くん、自由自在」の巻について、もう少し具体的に見てみましょう。

下の図をご覧ください。

画像が小さかったらごめんなさい。

手作り感満載でお送りしております。



ここでは「時間軸」は下から上↑に流れています。

上へ行くほど時間が経過したということです。

【シナリオA】登場人物:電子2人、陽電子1人(ガンマは見えない)

③地点に注目してください。

いま下の方からγ(ガンマ=光)たんがスイスイっとやってきています。

そして、③地点でむにゅ、ぽーん!と対生成して電子(e-)と陽電子(e+)に分かれました。

電子(e-)はそのままどこかへ行っちゃいました。

陽電子(e+)は右へ向かいます。

そこにおおーっと!①地点からやってきた別の電子(e-)と②地点で激突だぁ!
(↑古館さん)

電子と陽電子がぶつかったので対消滅し、②地点からまたγ(=光)になりました。

むにゅ、ぽーん!



これは登場人物3人のお芝居でした。


ところが、こういうシナリオもあるのです。




【シナリオB】登場人物:電子1人

①地点から電子がやってきます。

②地点でガンマ線を放出して、時間をさかのぼって③地点まで行きます。

③地点でガンマ線を吸収すると、再び時間を反転し、④へと向かう。



この場合、たった一つの電子がこのモデルの相互作用の全体を演じています。

シナリオAとB、見方が違うだけであって、どちらも「起きた」ことに変わりはありません。



まとめますと、

素粒子は「一方通行の時間の縛り」が無く、時間を包括的に(まるごと俯瞰して)とらえることができる。

観測者によって「過程」はそれぞれことなるように思えるが、それは共時的、包括的に「丸ごと同時にある」状態である。


ここから分かることはなんでしょうか?

それは

素粒子は時間に関係なく動くことができるので、私たちの「時間」という概念もウソであること。

「時間」と「空間」は入れ替えても成立するので、「空間」という概念もウソであること。

「時間」「空間」がウソならば、そこに入っている「物質」もウソであること。


です。


これを受け入れちゃうことが高次元の入り口かと思います。


物理学の入門、電子一つ考えるだけで、この世はウソだということが分かっちゃいました。

現代の物理学者さんたちが「大いなる何ものかがある」と考えだしちゃうのもうなづけますね。

科学と宗教は、アプローチが違うだけで、本来は仲良しなのです。


これらを踏まえたうえで、もういちどこれを読むと、味わい深いと思いませんか?

「不生不滅」(時間)
「不垢不浄」(空間)
「不増不減」(物質)


なおちゃんと詳しくお知りになりたい方は、ネットにいろいろありそうです。
物質の起源