『六瓢箪(むびょうたん)』では食を中心とした「ヘルスエイジング」についてお話ししたいと考えています。
ヒトもまた自然の一部である(天人合一)という中医学(漢方)の考え方を基本に、季節や年代に応じた今のライフスタイルに合った健康維持・改善のヒントになればと思っています。
私は“歳相応”もまた素敵な響きに感じています。誰でも年が経てば良くも時には悪くも変化するのは当然ですし、加齢にともない働き続けた身体は疲労しやすく体調が優れない時も自然であり、高齢になれば少しずつ病気が表れたとしても不思議ではありません。
だからこそ訪れる年代に向け“養生(命を養う)”が必要であり、東洋・西洋問わず大事に至らないための“養生法”が古くから実践されてきました。
日本に限らず、古代から世界各地で瓢箪は“健康や医療”のシンボルでした。
理由は諸説ありますが、乾燥させた瓢箪に命をつなぐ農作物の種や薬入れに使用していたためだと思われます…。
神社で『六瓢箪』を“無病(六瓢)息災”のお守りとして見かけたり、また豊臣秀吉の馬印には除災招福を願ったのか千成瓢箪が用いられたことは有名です。
風水では、病気がちな男の子には枕元左側・女の子なら右側に置くという慣わしがありました。また家中のよくない気を滅するようにと玄関や窓辺に吊るし邪気を吸収させる“化殺”効果や商家では西(金運)・東北(財運)の方位で吸い込んだ“財運の気”を逃さないようにと置かれていました。
先人の知恵も含め瓢箪に敬意を払い『六瓢箪』と致し
「ヘルスエイジング」=“元気に歳を重ねる”⇒“無病(六瓢)息災”です!
日々の“食養生”の少しでもお手伝いができれば幸いです。