ロック百選ということでこれが13曲目にあたる。レコードで持っていた人なら知っていると思うけれども、これ変形ジャケットなんだよね。たしか、ジャケットで描かれている人物のまぶたが閉じる仕掛けになっていた。舌出しもあったような・なかったような。

ロニー・レインの代表作のひとつ「Ooh La La」。ロッド・スチュワートやロン・ウッドの持ち歌にもなっている。そのロニーも今はすでに亡くなっている。何かの難病で亡くなったと記憶している。ウィキペデアで調べてみたら、多発性硬化症だった。


多発性硬化症(たはつせいこうかしょう、英: multiple sclerosis; MS)

中枢性脱髄疾患の一つで、脳、脊髄、視神経などに病変が起こり、多様な神経症状が再発と寛解を繰り返す疾患である。日本では特定疾患に認定されている指定難病である。


難病で思い出したことだが、東京弁護士会の声明によると、http://www.toben.or.jp/message/seimei/post-334.html
難病に対する医療費の改革案が国会に上程される予定になっていて、その改革案の中身なのだが、医療費助成対象の指定疾患を現行の56から約300に増やす反面、軽症難病者を原則として支援の対象から除外してその対象を限定するとともに、これまで無償措置がとられていた一定の重症難病者を含めた助成対象者に対して負担能力を超えた過大な医療費負担を求める内容となっているということだ。


難病患者で作る「タニマーによる制度の谷間をなくす会」の試算によれば、夫婦2人世帯(患者は被扶養者)の場合、可処分所得に占める医療費の割合は、年収160万円だと現在の2%から10.6%に、年収570万円だと3.1%から11.7%に跳ね上がるという。http://diamond.jp/articles/-/44066?page=4


難病をかかえ年収160万円で生きていくだけでせいいっぱいだろうに、そこからさらに10%以上の負担をかすなんて、人間が同じ人間にやることか。金持ちにはバンバン使っているくせに、難病患者には国のおカネは使いたくないってことだ。その目的のために、指定疾患を現行の56から300に増やす。ここがアンコの部分。食いやすくするために表面をアンコで覆ってうまそうに見せかけ、それで食らいつくと、その下に隠されている毒がじわじわ回るって仕組みだ。よくやる手なんだよなあ。いつものように、消費税アップ分は社会保障関係に使うって報道されていたけれども、今回も言っていることとやっていることが真逆じゃないのか。


Ooh La La/Faces

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