GW最後はバラの交配 | バラと野菜とパン作り

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とあるご縁で30坪ほどの畑を借りることができたので、菜園とオリジナルローズの成長記録と時々ホームベーカリーで焼いたパンの記録的なブログに変更しまた。

バラが咲きだしたので、GW中に早速交配をしてみました。

母親は、先日咲いたオールドローズのルイーズオーディエ。結実しやすい品種を選びます。
父親は修景バラのゴールデン・ゴーダ


なお、交配の作業については、自己流ですので、その点お含みおきください。
また、記述に間違いがあれば、是非ご指摘ください。

大きな流れは、交配の2日前に、母親になるましめしべの準備と、花粉の準備。
翌々日の交配。


<母親の準備>
まず母親の準備として、花弁とおしべを取り除き、めしべだけにします。
作業をしたのは、一昨日の5/4です。


母親にするのは、あと、一日か二日後には咲きそうな、ふくらみかけた蕾。
蕾を触ると、少しフカフカ感があります。
こんな感じの蕾です。







この感じの蕾の花びらをむしり取ります。
一枚づつはがすのも良いですが、一気に花弁を外す方法もあります。

花弁やガクの付け根のぷっくらしたところを花托(かたく)あるいは子房(種のできるところ)と言います。この花托をしっかりと持ちます。もう片方の指で柔らかくなった蕾をつまんで、上下に動かしたり、つぼみを左右に回すようにしていくと、ミシミシと花びらが切れる音がして、あれまーきれいにスッポリ花弁が外れたりします。
写真は、スッポリ外れたところ。



花弁をきれいに取り除いたところ




花弁が外れたら、おしべを棘抜きか、あるいはカッターナイフでめしべを傷つけないように、取り除きます。
取り除いたおしべを、交配親の♂にすることもできます。


おしべをきれいに取り除いたところ




おしべが綺麗に取れたら、他の花粉がつかないように、帽子をかぶせます。
私は、だしパックを利用してます。
帽子を被せたら、中一日おいて二日目から交配作業に入ります。





<父親の準備>
父親の準備は花粉集めですが、咲いた花の花粉を直接受粉しても良いです。ただしミツバチなど、虫が動き出すと、他のバラの花粉も付着している場合があるので、厳密に行いたい場合は、開く手前のバラから、上の母親の準備の要領で、花弁を取り除き、おしべを採取します。
採取した、花粉は100均で売っている化粧品のミニ容器を使うと便利です。


写真は開きかけた蕾からおしべを採取するところ。この時はまだおしべの先端にあるヤクの花粉袋がはじけていないので花粉が飛び散っていません。



容器に、おしべを集めた様子。写真はすでに開花した花からもおしべを採取したので、花粉袋がはじけて花粉が出ているのもあります。採取した花粉は数日使えます。




<交配>
母親の準備をした翌々日から作業を行います。
本などでは、めしべが潤ってきたら。。。。と言う記述がありますが、正直年に数回しかやらない私にはその状態が判断できないので、実は交配作業を連続で3日続けたりもします。

交配はいたって簡単。
めしべにだけにした母親に、採取した花粉をつけるだけー




交配したら、また帽子をつけて、また明日の朝交配します。明後日も行えばたぶんオーケー




ん?明日、明後日は東京出張で花粉づけできねーやと、今朝気づきました。
しかも花粉をためていた容器を撮影後に落としてしまい、花粉を地面にバラまいてしまいました。
なので、来週再度、交配挑戦です。