今も戦っている命 | 北欧ノルウェー暮らし with ダックス

北欧ノルウェー暮らし with ダックス

ノルウェーに移住して10年を超え、目新しく感じるものがなくなり、
ノルウェー情報など数少なくテーマごっちゃ混ぜのブログです

今日はちょっと長い記事になります。お二人の方のブログ記事をご紹介させてください

どうか最後までみなさんに読んでいただけますように...

まず私の尊敬するブロガーさん 、

イギリスにお住まいのノーマンテイラー邦子さんのブログ

私に何の関係があるというのだ

から今日は記事のご紹介をさせてください

日本国内での原発立ち入り禁止区域動物救済の報道は

現在はどのようなものなのでしょうか?

先日こちらノルウェーでも放送されているCNNで

立ち入り禁止区域にとどまっている日本人男性のことが取り上げられていました。

このように海外では今もニュースで取り上げられています。

それについての邦子さんのブログ記事です

ここから↓転載
動物と人間を一緒に救出する方法があったはずなのに

CNN ニュース 1月26日
捨てられ死んでいく福島の動物たち アメリカ版

福島の立ち入り禁止区域の真ん中に立つ。誰もいない。。静寂のみである。
原発事故20キロ圏内は非常に高い値の放射能で汚染されている。

2011年3月12日。
すぐに戻るつもりだった78,000の人たちは、犬を庭につなぎ、猫を家に残し、家畜を小屋においてきた。
一年近くたった今、その場所には動物の死体があちこちにころがっている。
牛や豚は餓死し、小屋で白骨化している。 病死している犬や猫の頭蓋骨が通りに横たわっている。
原発事故による緊急避難のため避けられなかった結果かもしれない。しかし動物保護家は暴虐とよぶ。

「残念だ」とユナイテッド・ケンネル・クラブのほそ氏は語る。
「政府には当初から動物たちの救助を要請しているのに、何もしてくれない。
原発事故のあと、すぐ動物と人間を一緒に救出する方法が必ずあったはずである」

日本の環境団体はCNNに次のように説明した。
「政府は本当はできるだけ多くの家畜や動物を救助する立場にあった。
しかし汚染された地域に入っていく人間のリスクを考えると
動物救助に関しては苦い選択をとらなければならなかった」

ほそ氏はメンバーと一緒にケージとえさをもって中にはいり、生き残っている動物たちを救う。 
あるとき、一軒の家に行くと、6週間くらいのメスの仔犬が居間で血にまみれて死んでいた。
病気で死んだらしい。職員が裏のほうで、よわよわくほえる犬の声を聞いた。
仔犬の兄弟2匹がまだ生きていたのだ。おびえ、レスキュー隊をこわがっていた。
人を知らなかったのである。すぐに母親探しが始まった。

この犬たちは今東京のシェルターに保護されている。
250匹の犬と100匹の猫は、すべて立ち入り禁止区域からの動物である。
80%の飼い主が見つかったそうである。
しかし飼い主のもとに戻れるとは限らないのである。多くの仮設住宅はペット持ち込み禁止なのだ。
ほそ氏は言う。「不運にも飼い主は動物と一緒に住むことができないのです。なぜなら彼らもホームレスだからです」

次はイギリスのメールオンラインのニュースです。
ニュース・ソースは同じものだと思われます。実際に行って取材したのか、CNNニュースを使ったのか
わかりませんが、イギリスでは被爆のリスクをおかしてでも動物たちを救助にいくボランティアの人たちに
焦点をあて報道されました。


福島のペットレスキュー!生命のリスクをかけるボランティアの人々 イギリス版


誰もいなくなった町の中を何ヶ月も何ヶ月もひとりぼっちで混乱しながら、さまよい、迷子になっていった動物たちよ。
福島原発事故で置き去りにされた何千匹もの犬猫は放射能汚染の中で、
飢えながら、そして今厳しい冬の寒さに直面している。

しかし立ち入り禁止区域の周辺の勇気ある、ボランティアの献身のおかげで、
動物たちは飼い主と再びめぐりあうことができる。

原発事故が起こり、人間を放射能から守ろうとしている間、
ユナイテッド・ケンネル・クラブのほそ・やすのり氏は禁止区域からできるだけ多くの犬と猫を救おうとしていた。
昨年12月、動物福祉グループは冬将軍が来るまえに立ち入り禁止区域から
生き残っていたペットを救出するために特別な許可をもらい、救出にあたった。
現在 350匹の犬と猫を保護している。救出はぎりぎりだった。動物たちは限界にきていた。

「たいていの飼い主は非常に喜んでくれた。全部が全部じゃないがね」とほそ氏は語る。 
「けれど、犬たちにしみれば、例外はないです。飼い主のところに戻れた犬たちは100%それはそれは喜びますよ」
9.0マグニチュードの大地震に襲われ、
さらに大きな津波と原発事故に追い討ちをかけられた地域では多くの人がペットを置いていかなければならなかった。
そして150,000人の人がまだ戻ることができないでいる。

ほそ氏は続ける。

「まだまだ何百匹もの動物たちが残っている。ほおっておけば毎日毎日死んでいく。
えさがないので寒さが身にしみ、飢えて死んでいくのです。
私たちは中に入って救出することが許されていません。だったら、政府が行き、えさを置いていくべきだ」

ほそ氏はシェルターの最後の一匹が飼い主に戻るまで、新しい家がみつかるまで続けていくといっている。

「最後の一匹が飼い主のところへ戻っていく。それを心の支えにがんばっていくと決めています」

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Mail Online 写真も

この記事に対してイギリスのコメントで多く支持を得ていたのがこれ。

「なんと悲しい話しだ。私だったら絶対女房より先にペットをつかんで逃げる!」

転載ここまで↑

動物に対しての考え方が日本人の間で変わらなければ

もし次回同じような災害が起これば同じ悲劇が繰り返されます。

邦子さんはいつも本当にすばらしい記事を執筆されています

まだお読みになられていない方はぜひ読破されてください。

さて、次のことを考えるのも大切ですが

いまもまだ悲劇は続いていることを忘れてはいけません

まだ苦しんでいる命が助けを待っています

今日はもう一つ他の方の記事をご紹介させてください

ささきち様の警戒区域の動物たちを見捨てない!から

転載ここから↓
生きているうちに
現在、20km圏内を謳歌しているのは鳥と昆虫たちでしょう。
夏場は昆虫たちの繁栄ぶりにずいぶんと悩まされましたが、今目立つのは鳥たちです。
自由に飛んでいける彼らは、飢えを知らず、人間のいなくなった世界を楽しんでいるようにさえ見えます。どの子も立派な体格で、車が来てもなかなか逃げない。「この町は俺らのもんだぜ」と言っているようです。

だから給餌活動は、時間との戦い、警察との戦い、そして、カラスとの知恵比べです。
苦労して置いた犬猫のエサを狙うカラスたち。
もちろん、彼らも生きているから当たり前なのですが、飛んでいくことのできない四足の動物たちにもどうか生き残ってほしい。あれこれ工夫して、隠せる場所があれば、できるだけカラスに見つからないよう隠して置きます。

一緒に行ったボランティアさんが最近給餌している場所。
隠し場所を悩んでいたら、隅に犬小屋を発見。
私が「あそこに隠しとけば大丈夫じゃない?」と言うと
フードを持っていたボランティアさんが、すぐに犬小屋へ駆け寄ります。

ところが、フードを持ったまま戻ってくるのです。
「犬がいて可愛そうだからやめよう」

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奥に残された首輪に気づくまで、それが「なに」なのか、正直わかりませんでした。
そうか。
君はまだ、おうちにいたんだね。
もう10ヶ月も経つのに、今日の今日まで、気づいてあげられなかった。

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お線香なんて、あげたくなかった。
おいしいご飯も、きれいなお花も、あたたかいタオルも
ぜんぶぜんぶ、生きているうちにあげたかったよ。

ごめんね。
もう、寒くないからね。


転載ここまで↑

写真を拝見して目頭が熱くなりました

どんな気持ちでこの仔は飼い主さんを待っていたのでしょうか?


おなかをすかせて、のどもカラカラで


「おとうさん、おかあさん いつ帰ってくるの?」

「なんで僕をおいていったの?」


ジジが同じ状況にあったら...


こんな状態で亡くなっていったら...


こんな風に亡くなっていった仔たちがたくさんいるのです


なぜ?


なぜ動物をおいていかないといけなかったのですか?


動物と一緒に避難するのが当たり前だとなぜ世間で認識されていないのですか

なぜ今も警戒区域に残されている動物たちがいるのですか?

一人一人の認識を変えること、政府を変えること

それにはあなたの声が必要です

無理だと思わずに、人ごとだとは思わずに

二度とあなたの愛するものが

こんな風に亡くなっていくことがないように

いまも動物たちの命を救うために戦っている人たちがたくさんいます

どうかあなた一言でも良いですから声をあげてくださいませんか?

長文にもかかわらず最後までお読みいただきありがとうございました。
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