。どうやら「占領戦」がこれほど盛り上がっているのは日本独自の特性らしく,試合の模様は開発陣にとっても興味深かったようで,占領戦の改良を河野氏に約束してくれたという。 「ドラゴンネスト」のPvP環境を徐々に強化  ドラゴンネストは日本以外にも,韓国や中国など世界各国でサービスされているが,arado rmt,河野氏の話によると,海外では日本よりも“ガチ”のPvPを楽しむプレイヤーの割合が大きいそうだ。今年の夏には韓国代表と中国代表による試合や,Chinajoy 2012での国際大会が開催されており,今後もPvPは世界的に盛り上がっていくとみられる。  実は,このChinaJoyの試合の模様を観戦した人たちの間では「日本の方が明らかにレベルが高い」という意見が出ているらしく,河野氏や山本氏も「日本のプレイヤーならまず間違いなく世界大会で優勝できる」と口を揃える。運営チームは日本が世界大会で優勝する舞台作りのため,すでに開発元へ打診をしているそうだ。  これまでのキャラバンやバトルトーナメントでは,より多くのプレイヤーに参加してもらうため「占領戦」で大会が行われてきた。だが,以上の理由から,年末に始まる冬のキャラバンをきっかけに,来年の世界大会に向けてPvPを盛り上げていきたいと河野氏は述べる。  PvPというと,PvEに比べて,どうしても最初の一歩を踏み出せずにいる人も多いだろう。そこで運営チームは,「まずは観戦することでPvPの雰囲気を感じ取ってもらおう」との狙いから,運営チームとプレイヤーチームのPvPを,継続的にウェブで生配信していくという。  また,PvPを盛り上げるうえでは,先にも述べたように有名プレイヤーの存在も欠かせない。「常連や,何度も優勝しているようなプレイヤーが出てくれば,そこからどんどんPvPが広まっていくと思います」という山本氏の言葉に,荒井氏も「キャラバンや生放送で,有名な人にインタビューしたり,練習の仕方を訊いたりといったことも考えています。有名プレイヤーの層を厚くして,ひとつの盛り上がりを演出していきたい」と意気込みを述べており,同時に,アイオン RMT,定期的な更新を前提としたPvP報酬のラインナップについても検討しているそうだ。  ドラゴンネストでは,プレイ動画のアップロードや生配信などに制限を設けておらず,個々のプレイヤーが自由に配信を行える。ただ,現在はダンジョン攻略などのPvEコンテンツを配信する人が多いため,オフィシャルの生配信でPvPを盛り上げるだけではなく,プレイヤーによるPvP配信への応援企画なども考えているそうだ
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