もし、週プロの元スタッフから「暴露本」が出たら… | 生きているだけで十分 宍倉清則のいまのキモチ

もし、週プロの元スタッフから「暴露本」が出たら…

続きです。たとえばの話、週プロのスタッフAがやめて、週プロの暴露本を出した。「週プロの歴代編集長は全員、ダメだ。失格だ。こいつらがこういうふうにして、週プロをダメにした」と言う。

 

読んだ人の多くは「そうだ、そうだ」と同意するでしょう。誰でも、悪口は好きだから。でも、しかし、私から言わせれば「そんなに不満なら、なんで、もっと前に、やめなかったんだ?」と思うよ。

 

 

「Aよ。編集長は全員、お前の何倍もの仕事をしている。お前は知っているのか。私はそばにいるので、知っている。じゃあ、Aよ。お前が編集長をやって、それから言え。やりもしないで、できもしないで、言うな」と言いますよ。

 

 

編集長あっての、自分たちだろっ。

 

 

泉田選手は、さぞや、いまのプロレス界に不満を持っているようだが、話は簡単。ならば、やらなければいいじゃない。ほかのことをやればいい。

 

 

プロレスが変わるのは当たり前。時代とともに変わるのは当たり前。それでも、やりたい人はたくさんいて、成り立っている。

 

 

本の後半部分はほとんど、私は同意しない。同意できない。ただの不満分子。最初からNOAHに行くべきではなかった。NOAHも取るべきではなかった。

 

 

弊社から出た本。仲田龍さんと和田京平さんの対談。あれは元編集長・本多クンの功績だよなあ。NOAHファンのみならず、多くの人は次の事実を知っていると思う。

 

 

あの本でいちばん印象に残ったこと。私も初めて知りました。全日本から出るとき、三沢さんと龍さんは少人数で後楽園から地道にスタートしようと思っていた。

 

 

なのに、みんな、ついてきてしまった…。ついてくる者を追っ払えない。あれは本音中の本音だと思います。だって、私が三沢さんの立場だったら、そう思うもん。お前ら、ついてくるなよ、って。たくさん来たって、困るんだよ。

 

 

つまり、みんな、面倒をみてもらったんですよ。それも高いギャラで。それなのに、悪口を言うのは…。