オカダ選手、IWGP初防衛。いちばんニンマリしているのはウルティモ校長だと思う | 生きているだけで十分 宍倉清則のいまのキモチ

オカダ選手、IWGP初防衛。いちばんニンマリしているのはウルティモ校長だと思う


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3・4後楽園。オカダ・カズチカ選手がIWGPヘビー級の初防衛に成功した。いちばん喜んでいるのはウルティモ・ドラゴン校長だと思う。まさに、ニンマリというか。


アマレスなどの格闘技の実績がなくても、やる気と運動神経があれば…という「道」を作ったのがウルティモ校長である。これは「革命」だと思う。


オカダ選手は闘龍門を経て、新日本に入門した。なぜ入門できたか? いちばんは身長が買われたのだと思うんですね。あの運動神経があったにしても、身長175~180センチだったら、新日本には入門できなかったと思うんですね。だから、入門した時点で、もう、将来の「エース」としての期待が高かった、ということ。


いまの若い選手は運動神経がいいのは当たり前。そこで、差をつけるとしたら、身長でしょう。


身長のある人は跳躍力もあるんですよね。バスケットボールやバレーボールの選手からわかるように。


この日のvs内藤で、いちばんどよめいたシーンはコーナーに座った内藤選手にドロップキックを見舞って、場外に落とした。よく見たら、内藤選手の胸ではなくて、ノド元を蹴っているんです。すごい跳躍力ですよ。ある意味、これ一発で「否定派」を認めさせたのでは。


そして、気づいている人も多いかと思うが、オカダ選手にはノータッチのトペ・コンヒーロがある。これはフェンスが近い後楽園では出さない方がいい。会場を考えた方がいい。


あと、つなぎの技も強烈。メキシコ修行の成果が出ている。いま、「関節技」のルチャリブレが見直されてきている、と言ってもいいのでは。


ユークス体制は格闘技と一線を画すことで、人気が安定してきた。この傾向はブシロード体制でも変わらないような気がするが、もし、格闘技とかかわるようになったとき、どうなるか。ここがオカダ選手の課題かな。格闘技のベースがないですから。


今週、土曜日の新日本の中継はありません。3・11関連の朝まで討論会があるから。だから、地上波で見れるのは17日。早く見たい人はPPVと週プロを(宣伝)。


何か「サプライズ」があるのでは、と思った旗揚げ記念日。1つ、あった。「ケロさん」田中リングアナがメインのみ登場した。