まゆ毛をなくした…別にどうってことない | 生きているだけで十分 宍倉清則のいまのキモチ

まゆ毛をなくした…別にどうってことない

芸能人を見ても、スポーツ選手を見ても、男はいかに、まゆ毛を細く、かっこよくするかに必死。男のおしゃれの大きなポイントになっているみたいですね。


いま、いちばんの「究極のまゆ毛」は、私が見ているドラマ「ランナウェイ」の主演・市原隼人。もう、まゆ毛にしか目がいかないもん。これ以上は出てこない…といまは思っていても、また出てくるんだよね、これが。


私(に限らないけど)は昔、週プロで似顔絵を描かれる機会が多かったので(ほとんどジョークとか)、必ず、まゆ毛の太さを強調された。自分の特徴はまゆ毛なんだな、とわかった。


つい数年前まで「まゆ毛カット」があることすら知らず(前に書いたような気が…)、まゆ毛をいじるという発想がなかった。それに気づいてからは髪の毛を切るたびに、まゆ毛カットもしてもらっている。おしゃれじゃないんです、ただうっとうしいだけ。


髪を切ってもらうたびに聞く。「まゆ毛、全部、なくしたら、まずいですかね?」「絶対にやめたほうがいいです。それは反対します。怖くなるだけなので。歩いていたら、みんな、離れますよ(苦笑)」。何人かに聞いたが、みんな反対した。怖くなる? そのほうがいいけどなあ。


もう、まゆ毛カットがまどろっこしくなってきた。まゆ毛を細くする風潮に、オレ流に「対抗」してみたい。そんなに細くしたいなら、全部、なくしちゃえばいいじゃん。


昔、カール・ゴッチさんは虫歯で歯医者に行くのに、歯があるから、虫歯になるんだと、全部、抜いてしまったのは有名なエピソード。それに比べたら、まゆ毛ごとき…。


で、全部、切りました。結論。別にどうってことない。もともとまゆ毛の部分は濃いので、黒さは残っている。思えば、最初、短髪にするとき、かなり勇気が必要だった。でも、いざやったら、どうってことなかった。


たぶん、まゆ毛はすぐ生えてくる。