かっこいいなあ、陸上の福島千里選手 | 生きているだけで十分 宍倉清則のいまのキモチ

かっこいいなあ、陸上の福島千里選手

 

 

 


前に週プロモバイルのブログでもチラッと書いたけど、陸上の福島千里(ちさと)選手がかっこいい。写真は弊社「陸上競技マガジン」6月号から。現在、深夜にTBSで「世界陸上」の宣伝をやっているのだが、思わず、見入ってしまう。

 

単純に、ほかの選手とはルックスが違うし、コーチによると「こんな選手はいままで見たことがない」そうだ。なんでも、地面に足がついている時間が短いということで、たとえれば、あめんぼのようにスイスイと走る。「あめんぼ」という言葉じたい久々に聞いた気がするが…。

 

 

あとは、明るさがいい。いつも笑顔。スターは明るくないと! 

 

 

話は変わって、本誌6月1日号のP69「ユーザーからの投稿」で、8・27武道館について「ゴールデンタイムでのテレビ中継を何としても獲得してほしい」という声があった。

 

 

ま、何でも言うのは勝手なのだが、だとしても「何としても」なんて軽々しく言ってほしくないな。この「神戸市・王道一筋」さんがおいくつなのか、わからないけど、まだ学生さんなら仕方がないけど、もし仕事をしていて、それも「営業」の仕事をしていたら、地上波のゴールデンタイムの番組を獲得するということがどういうことなのか。わかっていたら、そんなこと言えませんよ。少なくとも、私は言えない。

 

 

ためしにアナタが動いてみればいい。どういうことなのか、わかると思いますよ。いちばんわかりやすいのは団体の営業に入って、動いてみればいいんです。「ボクが大人になったら、やってみせる!」と言うなら、ぜひ頑張ってください。そのころには私は生きていないかもしれないが…。

 

 

よくあるでしょ。「ウチの地方に、この団体が来てほしい」とか。話は簡単なんです。アナタがプロモーターになればいいんですよ。その代わり、とんでもないお金がかかりますよ。だから、そういうことは軽々しく言ってほしくないんですよ。

 

 

3団体合同のオールスター戦をやったら、ゴールデンタイムが獲得できる? 世の中、そんなに甘くないですよ。K-1や格闘技の繁栄だって、地上波あってのことだったのですから。地上波がなくなれば、現在のように衰退するわけですから。

 

 

今度の日曜のDREAM・さいたま大会。いままでなら、その日、何気に新聞を見ると、深夜3時くらいに地上波でやってたりしたんです。終わったら、明るくなっているという。どうも今回はなさそう。それどころか!

 

 

いやあ、これはビックリ。スカパーのPPVの宣伝、よく見たら、その日、見れないんですよ。録画で、3日後の6月1日が初回放送。2100円です。いつもより安いです。これ、初めてじゃないかなあ。PPVを何とか獲得したものの、生中継では見れないという。

 

 

これほど現実は厳しいのです。 「王道一筋」さんのペンネームを出して、きついことを書いて、申し訳ないのですが、現実だけは知ってほしいのです。これ、どうしても1度、書いておきたかったのです。「宍倉さん、ひどいなあ」と思われるのを覚悟の上で。

 

 

ちょうど、さきほど、深夜1時53分からの日本テレビ「週末にしたい10のこと!」にNOAHの杉浦貴、鈴木鼓太郎の両選手が出ていました。私は、ありがたく見ました。この時間帯でやっと出れるという。だから「試合をゴールデンタイムでやってほしい」なんて、無理を押しつけなさんな、というハナシです。

 

 

現在、ここで絶賛宣伝中の国際プロレスDVD。国際は辛うじて、東京のローカル、東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送されたことで、こうして、映像が残っている。それでも都内の観客動員にさえ苦戦していた。ましてや、地方は「ノーTV」と同じ状況だから、金網デスマッチという「客寄せ」に頼るしかなかった。

 

 

最近、ちょっと思ったのは、ウチのテレビを地デジにしたら「東京MX」というチャンネルが見れるようになった。東京ローカルではあるが、これも地上波。石原都知事は「スカイツリーが完成したら、MXはとんでもない会社になる」と予言している。こういうところから突破口がないか、ということ。