代表選手は、非難されるべきか? | 素敵な人に会いました

代表選手は、非難されるべきか?

ブラジルワールド杯も、残すところ2試合のみとなりました。

明日あさってで、いま世界でもっとも勢いのあるナンバーワンが決まります。

残念ながら、日本代表は、最強チームを決めるトーナメントにも参加することができずに、帰国しました。

その結果に、多くのサポーターが落胆したわけですが、そのなかで出て来た議論に、

「もっと代表チームに厳しく接しないと、強くならない」

というものがあります。

そういう意見が出てくる背景には、帰国したチームを出迎えたサポーターが掲げていたのが、

「感動をありがとう!」
「お疲れさま」

など、労をねぎらうメッセージばかりだったことから、

「だらしなく負けた選手をサポーターは甘やかすな!」
「不甲斐ないプレーにはブーイングしろ!」

と苦言を呈するコメンテイターがいたことでした。

これに関しまして、サッカー評論家の皆さまが代表チームに辛口批評するのは、お仕事柄、無理もないことだと思います。

でも、代表チームが勝てなかったのが「サポーターが甘やかすせいだ」と言わんばかりの論調には納得できません。

そもそもブーイングされなければ本気でプレーしないような選手なら、最初から代表に選ばれていないでしょう。


日本と同じく、1勝もできなかった韓国代表チームは、帰国の空港に出迎えたサポーターから、手痛い抗議を受けました。

サポーターが掲げていたのは、「韓国サッカーは死んだ」の横断幕。
選手には罵声が浴びせられ、侮蔑の表現である飴を選手に投げつけるサポーターもいたそうです。

サポーターがそういうふうに選手を扱ったら、代表選手は強くなるのでしょうか?



「サポーターは12人目の選手」

と言います。

勝ったら、選手とともに大喜びです。

でも、負けたとしたら、いきなり他人になって、選手を非難するのでしょうか?

本当の12人目の選手なら、一緒に悔しがり、一緒に落胆し、一緒に反省するのではないですか。

そして、じゃあ次は、また一緒にがんばろう。

そう考えるのが12人目の選手でしょう。

いまの代表選手とファンの関係で、全然OKだと思います。

自分たちができなかったこと、ダメだったこと、失敗したことは、私たち以上に、選手一人ひとりが身にしみて考えています。

強く変わろうとする彼らを、手のひら返ししないで、見守り続けるサポーターでいいのではないでしょうか。




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