バブルな自分を振り返る。『13歳のハローワーク』 | 素敵な人に会いました

バブルな自分を振り返る。『13歳のハローワーク』

今期のドラマで私がハマっているドラマが、

『13歳のハローワーク』

なにげに、ひょいと見はじめたら、これが、あなどれないおもしろさ。

どんなストーリーかと申しますと、
警視庁勤務だけど、部署は生活安全課。
捜査一課の第一線刑事を夢見る男、鉄平(松岡昌宏)が22年前のバブル時代にタイムスリップ。

いまうだつが上がらないのは、甘っちょろい気持ちで全然勉強しなかった13歳の頃のテッペイ(自分)のせいだと思い、
テッペイをエリート刑事にすべく、教育しなおす。

というストーリー。
村上龍のベストセラー『13歳のハローワーク』からタイトルをいただいているものの、あんまりストーリーは関係ありません。

私が、おもしろいと思ったのは、鉄平という男。
現在にいるときの彼は、特に頭がいいわけでもなく、気の利いた人間でもない。
恋も仕事もうまくいかない、ただの35歳に過ぎません。

ところが、バブル期にタイムスリップした彼は、その時代の人たちの、ものの見方の偏り、価値観の危うさを指摘します。
真実を見抜く感性で、人々に一目置かれる存在になります。

「証券会社が倒産するんだぞ」
とか、
「ソニーも松下も落ち目になるんだぞ」
とか、
その時代の人たちには、ありえない冗談です。
でも、鉄平は、そうなることを知っている。

バブルの熱に浮かされ、永遠に日本は右肩上がりだと信じている人たちに、鉄平が語る冷めた現実。

ドラマに映し出されるのは、20年前の浮かれた側にいた自分自身の姿でもあり、身につまされます。
もう一度、あの時代をやり直したいなあ、なんて思うこともあります。


『13歳のハローワーク』


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