膝痛(変形性膝関節症?)と整体治療 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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膝痛(変形性膝関節症?)と整体治療
患者Rさん=42才-女性-主婦の症例

 

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①    Rさんの病歴・・・
患者Rさんは別件(子宮脱・他)で来院されていましたが”右膝の内側にも痛みがあります”との事で、本件も整体治療する事になりました。

 



②    Rさんの診察
※右膝痛の所見
・痛む部位は右膝の内側(大腿骨内側顆と脛骨内側顆の関節面周囲の間隙)で、同部に最大の圧痛点がありました。しかし、左記だけではなく大腿骨と脛骨の関節面全周囲の間隙にも軽度~中等度の圧痛がありました。
・痛みそのものは10年以上前から痛んでいたそうですが、それが年々悪化しているそうです。ズシーンといった感覚だそうです。
・かなり以前に整形外科で診察をされましたが、その時は経過観察だったそうです。その後、時折接骨院等で治療をされていましたが、結局はそれらの医療機関への通院も遠のき、ここ1-2年は医療機関の受診も無く放置状態で現在に至るそうです。
・膝関節に発赤や腫脹、あるいは内反変形等は見受けられませんでした。膝関節の可動域に異常は無く、クリック音等もありませんでした。しかし、左膝に比べて右膝関節の可動性はスムーズに動かず、やや粘着的になっていました。
・下肢の神経学検査やアンビルテスト、内反・外反ストレステスト、引き出し兆候、滑膜ひだテストに異常はありませんでした。しかしアプレー圧迫テストやマックマレーテストでその可動性に粘着性が感じられました。また、ハムストリング筋や下腿三頭筋などの著名な緊張と圧痛がありました。
・跛行はありませんでした。


※子宮脱・他で来院時の所見
・Rさんの身長は164cmで体重は75kgだそうです。20代は50kg台だったそうですが、年々肥満傾向になり、二人目のお子さんの出産後(☚5年前)に68kgになり、その後徐々に増えて現在に至るそうです。思春期も肥満傾向だったそうです。
・妊娠-出産の特段の異常は無く普通分娩だったそうです。
・血液検査において中性脂肪が少し高い以外は、特段の異常は無いそうです。血圧は128/90mmHgだそうです。
・頭顔面や下腿の浮腫はありませんでした。眼球結膜の黄染はありませんでした。
・甲状腺の腫脹や萎縮はありませんでした。
・胸部や腹部の血管雑音、あるいは心音・呼吸音に異常はありませんでした。
・腹部聴診上、グル音はかなり小さめに聴取出来ました。血管雑音はありませんでした。
・腹部触診上、全般的に膨隆傾向でした。しかし緊満感はあまりありませんでした。左右の鼠径靭帯内側に著明な緊張と圧痛がありました。また、腹部の消化管全般に著明な緊張と圧痛がありました。特に下腹部、右季肋部(門脈部)、十二指腸空腸曲部、S字結腸部などに極めて強い緊張と圧痛があり、さらにひどい部位は恥骨直上部で、やや肥厚した膀胱頂部を触れました。子宮底の触診は出来ませんでした。肝脾腫その他の腫瘤感-抵抗感はありませんでした。
・下肢の神経学検査では、左下肢全般の知覚が右下肢に比べて10-20%程度低下していました。特に、左下腿外側と左臀部上部が一番低下していました。下肢の徒手筋力テストで優位な差はありませんでした。
・月経周期は28日周期で月経期間は平均3日(☚数年前まで5日)だそうです。生理痛や排卵痛はほとんど無いそうです。オリモノに特段の異常は無く、不正出血も無いそうです。
・婦人科での診察では、子宮後屈の有無は教えてもらわなかったそうです。
・4年前にL5-S1(左側)の椎間板ヘルニアで左下肢の坐骨神経痛があったそうです。手術予定でしたが、都合により手術はせずに、保存療法で治療-治癒したそうです。排尿-排便に異常は無かったそうです。しかしその後も左下肢のしびれ感が残存しているそうです。
・2年前に過活動膀胱の診断を受け、投薬治療をされていますが、ほとんど改善しないそうです。
・かなり以前から外陰部に慢性的なただれ(発赤と痒み)があり、抗菌剤の処方を受けているそうですが、改善していないそうです。
・十代のころから週に3-4回は腹痛・下痢があったそうです。今では排便は毎日あるそうですが残便感があり、軟便-下痢便が多いそうです。某病院で過敏性大腸では、との診断を受け、投薬治療を受けていますが、改善していないそうです。
・排尿痛や残尿感は無いそうです。しかし頻尿で、1日に十数回の排尿があるそうです(排尿の量は少量の事が多いそうです。)。投薬治療を受けていますが、全然改善しないそうです。
・左右の足先に冷え性があるそうです。また、左右臀部も触ると冷たく感じるそうです。
・1年前に左足をぐねって捻挫した際に、リスフラン関節に脱臼骨折があったそうです。今は治癒して正常歩行できますが、左足をかばって歩いている節がある、との事です。
・上記以外にも慢性的な肩、首、腰のコリ-痛みや全身の倦怠感、あるいはその他の不定愁訴もあり、毎朝起床の度に辛いそうです。

 





➂ 治療目標と整体治療
   ⑴    膝関節に加わる圧力を緩和し、関節軟骨と内・外半月板の柔軟性・膨張性を回復する
   ⑵    膝関節を支配する動静脈の還流を回復-促進し、膝関節を構成する組織の代謝を改善する
   ⑶    ハムストリング筋、大腿四頭筋、下腿三頭筋、前・後脛骨筋、腓骨筋等の疲労と緊張を緩和する
   ⑷    整形外科で障害の程度を確認する

・膝の半月板、関節軟骨の解放テクニックとその整体テクニック(☚自宅で家族にしてもらうため)の指導
・内・外上膝動静脈、中膝動静脈、内・外下膝動静脈解放テクニック
・ハムストリング筋、大腿四頭筋、下腿三頭筋、前・後脛骨筋、腓骨筋等の推拿
・整形外科を紹介する

 





④    経過と結果・・・
・初診治療直後に立って歩いていただくと、「あっ、メッチャ軽い!」といってビックリされていました。その後は、ご自宅で家族の方に施術できるよう、膝への整体法を指導しました。


・Rさんは、元々は子宮脱の治療で当院に継続通院されていましたので、その後の状況についてお尋ねしました。やはり、なかなか自宅で家族の誰かに施術してもらうのは難しいようでした。ですから、本件の子宮脱の治療の合間に膝への施術を追加していました。


・ちなみに(これも予想通りでしたが)、やはり整形外科に受診はしていなかったそうです。従って、膝の状況についての精査結果は不明のままでした。


・結局、子宮脱の治療が終了するまで膝への治療も適時追加していました。その結果、膝痛は全く解消し、その状態が安定化していました。そして膝の可動時に感じていた粘着性も、ほとんど解消していました。

 





⑤    今回の症例の概説、、、
・診断は整形外科等での医師による画像検査・他によらなければなりませんが、今回のRさんの膝痛は変形性膝関節症の可能性が高いのでは、と推測しました。それは上記②「Rさんの診察」での各種整形外科テストから強く示唆されると思います(☚ただ、他にも原因があるかもしれませんので、やはり整形外科での精査が必要です)。
 

・問題は、その変形度合いがどの程度まで進行しているか、だと思われます。しかしRさんは10年以上前から膝痛に苦しまれている方ですから、その厳密な進行程度に関わらず”そこそこ進行しているはずだ”との考えのもとに早急に半月板などの軟骨の保護に取り掛かる必要がある、と考えました。でないと、半月板などの軟骨は骨と違って修復しにくい組織ですから、一刻でも早く取り掛かる事が変形の進行を少しでも抑制する事につながる、と思われたからです。

 


 

・また、半月板などの軟骨の治療は、基本的に毎日施術する方が圧倒的に有利です。なぜなら立位になる事で相当の過重負担が膝の軟骨に加えられるので、せっかく軟骨の柔軟性等を回復しても、元に戻ってしまうからです。]

 

・この様な観点から、整形外科での診断は受けていませんでしたが、見切り発車的に変形性膝関節症に有効な整体テクニックを施術し、かつ毎日施術して頂く観点から患者さん自身にその方法を指導し、ご家族の方に毎日施術してもらう事にした訳です。

 


 

 

・実際問題として家族の方に施術していただくことは難しいケースが少なく、Rさんも同様でした。ただ幸いだったのは、Rさんは子宮脱・他の治療で当院に継続して通院されていたので、膝への治療も並行して治療できたことが、今回の好結果につながったと思います。


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