「汗」・・・進化上の大博打 その二 (全4章) | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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「汗」・・・進化上の大博打 その二 (4)

その一はこちら

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では、いよいよBのエクリン汗腺、、、

Aのアポクリン汗腺と違って頭のテッペンから足の先まで、身体全身に分布しています。

これは汗を分泌する際、アポクリン汗腺の様に自爆-壊死はせず、エクリン汗腺がほぼ真水を生成-分泌し(99%以上がH2O、それ以外には極少量のNaClMgなど)、その真水が蒸発する時の気化熱によって体温調節に寄与する機能が与えられています。



Bのエクリン汗腺の汗はほぼ真水ですからAのエクリン汗腺の濃い汗に比べて非常に薄く、皮膚の常在菌にとっての食糧源としての機能もありません。もっぱら体温調節が主な機能なのですね。

これらがAのアポクリン汗腺との大きな差です。






先述のごとく、多くの動物に存在するAのアポクリン汗腺と違い、Bのエクリン汗腺は人間以外の動物には無い、と言っても過言ではなく、逆に言えばその事が人間の秘密を解き明かすカギの一つになるかもしれません。




ちなみにAのアポクリン汗腺の汗もBのエクリン汗腺の汗も、全くデトックス作用はありません、ゼロですので念のため。。。しかし今でも「発汗によるデトックス効果バツグン・・・」などの広告を見ますが、遠の昔に否定されているのにね~それは。

それに体内の毒素を排泄して体内を浄化するシステムは他にありますし!




とにかくこれでA-エクリン汗腺、B-アポクリン汗腺の簡単な説明を終わらせていただきます。



それではいよいよ本題です。




汗・・・環境によって人は一日に最高8ℓほどの汗=水を分泌します。

8ℓ!」、、、8ℓですよ。。。8ℓも出すのですよ、生命維持に必要な貴重な水を!






何と最高で1ℓのペットボトル8本分。

生物にとって一番貴重な水をこんなに浪費してもいいのですかね???

こんな風に進化しても採算があうのですかね?




ちなみに8ℓはマックスの状態だとしても、でもそれに近い汗を何気に出している人は少なくないようです。



先日ある番組で、観光地でよく見かける「人力車の人夫さん」にインタビューしていました。その中でこの人夫さんは「一日に軽く5-6の水を飲みますよ!」と言っていましたし。。。おそらくそれと同量の生命維持に必要な貴重な水=汗を体外に出しているのでしょうね。




とにかくこれが一番の疑問です。なぜ、ここまで貴重な水を浪費する生理機能が人類で進化したのか?

他の動物と同じように、体温調節に「水」を大量に使用しない体温調節法ではダメだったのでしょうか?






「その一」でも書きましたが人以外の動物は真水を分泌するエクリン汗腺をほとんど持たず、その体温調節は人の様に大量の「汗=貴重な水」を利用しないように進化しています。☚本来であればこれが当たり前のハズなのですが、、、

分かりやすい例は「犬」ですね。

犬の体温調節は皮膚ではなく舌ですよね。

あの長い舌を出してハアハアとあえぎ呼吸する事で体内の熱を蒸散させ体温調節を果たしているのですね(☚バンティング)

犬以外でも猫、ウサギ、鳥など、それぞれ異なった体温調節法を進化的に工夫して、[地球上での気温の変化]というストレスに適応しています。



しかしそこで重要なことは、他の動物は生きていく中で一番大切であるはずの「水」を人間の様に浪費しない体温調節機能に進化している事です。




その三に続く





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