軟骨の人口密度 変形性関節症について・・・ (その三/全三章)
ここで提言!
40代、50代、あるいは60代の方で、膝や腰に違和感を感じる方(70代以降の方、「多分多少の変形はある!」と思うほうが無難です)。特に動作開始痛があるがしばらく動いていると痛みが軽減・消失する方(☚つまり、日常生活にそれ程支障が出ない)・・・
この様な方はあまり痛くなくても念のために整形外科でレントゲンを撮って頂き、自分の関節軟骨の「変形度合い」を確認しておくべきです。
もしある程度軟骨がすり減っているようであれば、本コラムのテーマである「軟骨の人口密度は非常に少ない!!」を思い出していただき、是非早めに適切な治療を受けてiPS細胞に頼らずに、自分の力で軟骨の修復を心がけて頂きたいと思います。
これは私の実感なんです。
実際、私の整体院に来院される大半の方は、「末期も末期」になってからお見えになるからです。「もっと早くに来ていただけなかったかな~」と、常々思います。
私たちは「変形性膝関節症 」や「変形性股関節症 」「変形性脊椎症 」などの整体治療を結構得意としているのですが、いかんせん末期の方となるとさすがに一度や二度の通院では難しいですからね。。。
ちなみに私たちの軟骨に対する整体治療アプローチは「血行改善」ではなくて、むしろ「滑液循環の改善」を旨としています。
そしてこの滑液循環を改善させることで平べったく傷んだ軟骨を厚くふくよかにして痛みを改善するとともに、関節運動域も改善させ、少しでも軟骨芽細胞・線維芽細胞が活動しやすい環境を整えることで、軟骨の修復を促進させる事を目的とした整体テクニック(☚変形性関節症テクニックを参照) を施術しています。
つまり過疎化の進む軟骨内で働いている繊維芽細胞や軟骨芽細胞に、普段より余計に「給与」を、つまり栄養分やO2を供給して、目いっぱい軟骨修復に頑張ってもらうような刺激を整体で与えているのです。
少しややこしいですが、特に中年の方は参考にしてくださいね。
それでは「軟骨」もお大事に。
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