ギフテッド | 舌癌とクリニカルサイコロジーと

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舌癌患者のきらら947のブログ。舌癌の経過について、臨床心理学、心理療法、深層心理学がらみの話を綴っていこうかなーと思っています。

ギフテッドという言葉を私が知ったのは数年前。アスペルガーの館というサイトの掲示板だったと思う。ネットの記述を読んでかなり自分に当てはまるので当時は結構衝撃を受けた覚えがある。
数日前検索していたら、
もしかしてあなたの周りにも?「ギフテッド」の子どもの10の特徴
←こちらの記事に、発達障害やアスペと誤診される事ありというような記述があり、まさに自分の事ではないかとちょっと驚く。

ただ、私も結構昔の人間なので、アスペの疑いをくらったのは子供の頃ではなく、成人してからなのではあるが。
21世紀初頭だったろうか。日本で軽度発達障害とか学習障害が注目され始めた頃は、成人を専門とする精神科医が誤診を乱発していたなどという話もあった気がする。私の場合は、ドクターショッピングをすれば「アスペは誤診だ」と言ってくれる児童精神科医も見つかったのかもしれないが、ばかばかしいので放っておいたのだった。

私はずいぶん長いこと自分の知能が高い事に気づかなかった。
私にとって、自分の知能が高い事は常に優越感のタネではなく劣等感のタネだった。

こんな文章は鼻に付くと言うか、こんな文章を書いている人間はうぬぼれ屋だと思う人もいるかもしれないが、優越にて苦しむこともあるという事だ。

去年、「特技多いですね」と言われた時、自分はギフテッドの事を連想し、また疎外感を思ったのだった。マルチタレント(いろんな才能を持つというか)もギフテッドのうちかもしれないと。

wiikipediaに優秀な子供とギフテッドの比較が記述されているが、「優秀な子供」であれば、天狗になれたのかもしれない。