コメントでも出て来ているので、少しオリンパス訴訟に付いて書こうと思う。
私は、こうした民事裁判の結果には興味は無い。
何故なら、民事裁判などと言う者は、お互いの自己主張のぶつかり合いでしかない。
刑事事件のように警察等の公的機関が行う事実確認がされないまま、双方の提示する資料で事は進んでいく。
多角的視点で見れば、どちらが正しいとか判断するのは困難な事が多い。
事の発端は、取引先の社員を引き抜こうとした事を、原告が取引先の信用を失うと言う理由で内部告発した事らしい。
私が非常識なのかもしれないが、それで取引先の信用が失われるの?と言う思いもある。
昔の話だが、私も引き抜きに有った事が2回ある。
その経験で書かせてもらう。
「引き抜き」と言うと、優秀な社員と思いがちだが、別に優秀な社員でなくても引き抜きのお誘いは掛かる。
相手が欲しがる物は、ノウハウ。
例えば、新規事業をする上で、ノウハウを持った者が欲しい場合、前の会社では中堅程度でも、ある程度の実績とノウハウを持っていればお誘いがかかる事もある。
前の会社も、中堅クラスなら変わりはいくらでもいるので、別に腹は痛まない。
それより、全くの同業でなければ自分の会社より規模が大きい会社に入ることを喜んだりする場合もある。
それは、その会社に太いパイプが出来ると考えるからだ。
それがライバル企業でなく、関連企業であれば尚更の事だ。
逆に、先方の会社の社員は、自分の狙っているポストを奪われるかもしれないと、戦々恐々としたりする。
私はこれに遭遇した経験がある。
私の時は、ある事ない事曲解されて社長にチクられ、最終的に疑心暗鬼になった社長と喧嘩して辞めた。
私はこうした経験があるので、この人の取った行動には疑念を抱く。
さて、上司や同僚の立場から見て見よう。
内部告発と言えば聞えはいいが、言葉を換えれば「密告」である。
人間の社会性から言えば、密告する者は信用されないし、気を許せない者として扱われる。
そんな人と一緒に仕事をする人からすれば、追い出したいだろう。
そんな事はさておき、日刊サイゾー の記事には頭を捻る。
会場にいた支援者の発言?
それって、自称被害者じゃん。
そんなの真に受けて記事書いてんの?
この書き方だと、外野が言った事と本人が言った事の区別がつけ難く、まるで原告が自称被害者さんみたいだ。
これ書いた人って、自称被害者さん?
この人の記事は、本人や関係者への取材ではなく、こうした裁判に群がる無関係の自称被害者さん達の言葉しか書かれていない。
つまり、オリンパス訴訟の名を借りた自称被害者の主張でしかない。
そうした主張をする人の声を聞くだけで、裏付けを取っているのか?
まさか、そうした主張をする人の声が裏付けだと思っているのか?
いや、私はこんな聞いた事もないような「日刊サイゾー」で読む前に、産経ニュースで概要を調べてから見る。
その為、序盤の「上司の非合法行為」と言う部分で「オット!」と思ってしまった。
引き抜が「非合法行為」?
私が無知なのだろうか?
私は引き抜きを禁止する法律を知らない。
ちなみに、私の個人的な意見としては「自身のブログに次のように記している。」として書かれている文面に注目する。
「労働者に再起不能のレッテルを貼る」
こうした言葉が出て来るということは、引き抜きで来る人に脅威を感じていたと見た方が良さそうだ。
はっきり言って、違法でもない事を違法とか犯罪とか言って、自分の行動を正当化しようとする所など、自称被害者さんのパターンと同じなんだよな。
産業医が心配なら、こっそりとどこぞの医者に診て貰い、正常との診断書を提出すればいいだろうに。
まあそんな事より、大丈夫なのかこの人。
自殺とかしなけりゃ良いけど。
結構可能性は高いと思う。
この人裁判なんかして、会社に留まるつもりなのか?
もし、本当に精神的に病んでいたのなら、かなり危険だと思う。
恐らくこの人は会社に留まっても、もう誰も相手にはしてくれないだろう。
裁判で勝てば同僚達の見る目が変わると思っていたのなら大間違いだ。
今後に待っている物は孤独だろう。
孤独を感じ、自分の役割が見えなくなった時、その衝動は襲ってくる。
そうならないよう願いたい物だ。
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都