立ちくらみ

久しぶりにバイトに行った。

6月は本業が忙しく、3日しかバイトに行っていない。

おかげで体がなまってしまった。

糖尿病の方は血糖値やらHｂA1cの値は良好にはなっているが、医者から低血圧と言われている。

立ちくらみの事も医者に聞いたが、低血圧が原因と言われている。

昨日、久々にバイトに行くと、午前中は順調だった。

しかし午後から起立性貧血の嵐。

何だ、この見え方は・・・

コントラストを明るくしすぎて、白一色の世界に建物の輪郭だけ薄っすらと見える。

立っているのもやっと・・・

気合だ、気合！

意識が飛びそうになっている中、意識を保ち会話も何とか普通にこなし、真っ白な世界でも荷物を持って真っ直ぐ歩けた。

何か、ヤバクない？

医者からは、塩分を多めに採って血圧を上げる様に言われてはいるが、健康ブームで塩分控えめな食品が多く、塩キャンディを舐めている。

しかしまあ、慣れとは恐ろしい物で、以前なら立ちくらみが起きると、しゃがみ込んだり、持たれかかったり市内と立っていられなかったのが、何度も経験しているうちに、立ちくらみ中でも会話も歩行も出来るようになった。

とは言うものの、立ちくらみ中の頭の処理能力は半減している。

肝心な部分は堅守できてはいるが、効率やら配慮やらの部分まで考えが回らない。

一ヶ月体を動かさない仕事ばかりしていて、現場仕事に1日行ったら、1日で2.5キロ体重が減った。

水太りか？

しかし、体を動かして汗を一杯かいて仕事するのは一日が充実しているし、何より気持ちが良い。

特に昨日の仕事は、山の中。

休憩中にはウグイスの鳴き声が聞こえ、ひんやりとした自然の風、その自然の風を体に受けると、細胞の一つ一つが喜んでいるような、全身に染み渡る感覚がある。

やはり、自然は良いな。