灘高のトップは東大理Ⅲではなくエールを選択ー天才マジシャンとしての顔も | 日本ファミリーオフィス協会

灘高のトップは東大理Ⅲではなくエールを選択ー天才マジシャンとしての顔も

昨日はエールクラブがあったので参加した。その中で、今年エールの学部に合格した三人が来ていて紹介されていた。一人はマジシャンであり、マジックで通るとは思えないので本人と話してみたら、何と灘高でトップの学生だった。当然、東大理Ⅲも受かるだろうが、なぜエールを受けたのか聞いてみた。


彼の考えは東大理Ⅲに行っても灘高の同級生は多く、あまり面白くないだろう。それなら世界のトップの学生と競争して切磋琢磨したい、とのことだった。確かにそう考えるのもわかる。この男は18にして天才的な発想をすると感じた。同時に、私が20年前にアメリカに留学したときのことも思い出した。


彼はエールやハーバードによくいるアメリカ人と同じ発想をするのだ。世界中から優秀な頭脳が集まる大学で(東大は違う)世界レベルの教授と学生の中で揉まれることがワクワクするという発想だ。私の感触では、彼も相当にIQの高い男ではあるが、エールだと君以上の頭脳を持った学生はウヨウヨいるよ、と言ってやったら、それは楽しみだと言っていた。


エールの学生は勉強はもちろん皆できるが、その他にピアノがうまいだとかアメフトが高校選抜だったとか、そういうものを皆、何がしか持っている。彼の場合はマジックだ。やってもらったが、かなりのものだ。こういう世界と伍していける学生が日本にも生まれてきたのを見て、日本の将来は暗くないと感じた。