先日のプライベート講座でも、生徒さんのブログでも7ハウスのことが話題に上っていたので、私の思う7ハウスについて。
7ハウスというのは対人関係全般で、マンツーマンのことを方々に、という感じです。
方々にっていうのは、それを一か所にとどめるなら8ハウス的だし、7ハウスにはまだそんな決定はできないから、目に入る他人を見て自分を構築していく…ということ。
7ハウスと1ハウスは対になっているので、7ハウスの近似値は1ハウスと考えてよいわけで、そうすると単純な「結婚」「パートナーシップ」的なことにはならないことは明白だと思います。
というか、7ハウスを結婚とかパートナーシップとしか言わない人って、年中頭ん中それしかないのか?と思いますが…いいんだけど、じゃあほかの対人、というか人間関係についてどう考えているのだろうか…と思いますね。7ハウスの太陽の人は結婚しなくちゃ!みたいなことを言う占い師もいるわけですが、結婚することだけが幸せでも自己実現でもないし、冥王星が山羊座にいるのもあと少しという時代にあって、ずいぶん前時代的だなと…
ホロスコープの「対」というのはつまりオポジション関係にあるということですが、外部から7ハウスを刺激されて、その刺激の矢印がそのまま1ハウスへ向かうと考えると分かるかな。どうかな。かえって分かりにくいかな
まぁこれは7ハウスの話に限らないですけど。これはまた別記事にしよう(ネタは小出しにしたい人
それで、7ハウスっていうのはもう一つ、相手の主張を聞くということでもあるわけですよ。別に「聞き入れる」じゃない。聞く。それを受けてどうするのかは自分で考えればいいけど、特に例えば「えー、向いてるんじゃない?やってみればいいじゃん!」系のポジティブなやつは、少なくともそこに「賛同者」が一人いるわけだから、「いやいや…」とか言わずにやったらいいよね。なんか、せっかく人が言ってくれてるのに「向いてない」っていう理由だけで却下するんだとしたらもったいないと思います。誰だって最初は不完全。
だけど、7ハウスっていうのは完全を目指したい。なぜか?6ハウスの後だから。
6ハウスというのは調整をすることで、こっちはむしろ「聞き入れる」なんですよ。相手のリクエストをとにかく自我を入れることなく聞き入れて、そして相手の言ってることから察して、言われたものより良い状態で出す。完璧。
これができるようになっているからこそ、いざその目線を自分に向けられちゃうと、「いやいや無理無理無理無理」みたいになって尻込みしちゃうっていうその気持ちは分かります。だけどそれは逆に、相手からの遠回しなリクエストに応えないってことになるんで、そう言われたらどうですか?ねぇ。少しはやる気になりませんか?
人ありきのように思えるかもしれませんが、他人は自分だし、他人が投げてくれる言葉は自分に代わって言ってくれてる言葉です。だから気にするし、だから嬉しい。
なので、人が言ってくれることは「リクエスト」だと思って自分を構築するパーツの一つにすると良いと思いますよ