王妃の紋章 | Let's watch a movie, shall we?

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2009.02.16~ Blog開始

原題:満城尽帯黄金甲/Curse of the Golden Flower(2006年)

評価:★★★☆☆
【STORY】
10世紀、唐時代の中国。美貌の王妃(コン・リー)は継子である皇太子(リィウ・イエ)と不倫関係にあった。王(チョウ・ユンファ)はそれを知りながらも“重陽節”を祝うため、第二王子ジェイ(ジェイ・チョウ)を伴い王宮に帰還する。だが盛大に儀式が執り行われる最中、数千に及ぶ黄金の甲冑姿の兵士たちが城内に姿を現し……。(シネマトゥデイ)

【CAST】
チョウ・ユンファ
コン・リー
ジェイ・チョウ
リウ・イエ
リー・マン
ニー・ターホン

etc,,,

原作は曹禺の代表作『雷雨』、監督は張芸謀(チャン・イーモウ)。

第79回アカデミー賞の衣装デザイン賞にノミネートされたが、受賞はならなかった。


終始画面がきらびやかで、黄金がいっぱいで、圧倒的なスケールの大きさに観ていてただただ圧倒されました。もはや色の暴力みたいな感じでした。中国の芸術品って派手だけど美しいなぁ~って思わされます。

もうこれでもか!!ってくらいすごい王家のどろっどろの内部事情が繰り広げられててすごかったです。

兵士の軍隊は全部リアルなエキストラなのかな?CGで足してるのかなんなのかわからないけどさすが中国はスケールが違いますね。

毒だとわかっていて薬を飲まなければならないというつらさ。
それを仕向けているのが父であるというのを知ったら息子はさぞ怒るでしょうさ。


義理の母と義理の息子の関係とか、愛し合ってたけど実は兄妹でしたとか、どろどろさがほんとうにすごい。死んだと思ってた母が生きてました~も会ってとにかくてんこ盛り。

クライマックスの戦いのシーンは本当にすごいの一言。

それぞれがそれぞれの刺客を引き連れて家族間の壮絶な戦いが始まるのですが、やっぱ王の力は絶大。多勢に無勢って感じ。一番若い息子なんて他に比べたらしょぼすぎて。

それでも普通に祝いの宴をするのもびっくりですが、綺麗にする速さが半端じゃなかったですね。笑

王家が滅亡すると思ってたけど結局全てを招いた王は生き残り、王妃は全てを失い、なんとまぁ悲劇的なお話なんでしょう。


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