評価:★★☆☆☆
【STORY】
第2次世界大戦後のイギリス・ロンドン。年の離れた判事の夫コリヤー卿と不自由なく暮らすへスターは、穏やかで思い遣りのある夫に物足りなさを感じ、夫の母とは険悪な状態。そんな中で元空軍パイロットのフレディと出会う。2人は瞬く間に惹かれあい、家を飛び出して同棲を始めるが、彼女の思い描く幸せとはほど遠かった。フレディは戦火の経験からアルコール中毒を患い、荒れた生活が続く。そしてあるささいなきっかけでヘスターはガス栓をひねり、自殺しようとするのだった。(allcinema ONLINE)
【CAST】
レイチェル・ワイズ
トム・ヒドルストン
サイモン・ラッセル・ビール
アン・ミッチェル
カール・ジョンソン
ジョリオン・コイ
etc,,,
戯曲『彩られし幻想曲』を原作とする、1955年にヴィヴィアン・リー主演で製作された作品の再映画化。
主演はレイチェル・ワイズとトム・ヒドルストン。愛と情慾の間で激しく揺れる男女の心情を丁寧に描いた愛憎劇。
思っていた内容と違くて、うぅ~ん。
最近なんか不倫ものばっか観てるような気がしてきましたが、たまたまです。そういうのを好んで選んで観てるわけではないのですが、やっぱりなんだかなって感じの気持ちになる。
何不自由ない生活してるのになんか満たされないからということで不倫をし、二人が純粋に愛し合っていれば観ていてまだましだったかもしれないのにそうでもなくて。
へスターの夫で判事のコリヤー卿が言った「怒りは薄れるもの、そして後悔に置き換わる」ってセリフが印象的でした。
「まだ愛してるか?」ってセリフが数回出てくるのですが、自分から嫌いにならない限りはずっと好きだと思うのですが、っていう。
情欲じゃないのかって言われても仕方ないような関係はなんだかなって感じでした。自殺に値する人はいないっていうのもなんか印象的で、まぁ自分の命よりも大切なものなんかないわな。
最後の終わりもね、へスターのもとを離れてしまってね。徐々に喧嘩も増えてたし、溝が埋まらなかったのかなって思うし、つい最近終わったドラマ“あなたのことはそれほど”みたいな感じだったのかなぁなんて。
へスターにとって夫はそれほどで、フレディにとってへスターはそれほどだったような、そんなお話だった。
まぁきれいごとばかりじゃないところがリアルでしたね。