原題:The Conspirator(2011年)
評価:★★★★☆
【STORY】
南北戦争終結から間もない1865年のワシントンで、アメリカ合衆国大統領リンカーンが暗殺される。すぐさま犯行グループは拘束され、その一人として下宿屋を営む南部出身のメアリー・サラット(ロビン・ライト)も捕らえられる。罪状は犯行グループへのアジト提供であったが、彼女は一貫して無実を主張。メアリーの担当弁護士を引き受けることになったフレデリック(ジェームズ・マカヴォイ)は、北軍の英雄であったこともあって彼女と向き合うことに抵抗を覚えるが、実際に無実で何かの事情から自身を捧げようとしているのではと考える。(シネマトゥデイ)【CAST】
ジェームズ・マカヴォイロビン・ライト
ケヴィン・クライン
エヴァン・レイチェル・ウッド
ダニー・ヒューストン
ジャスティン・ロング
ノーマン・リーダス
コルム・ミーニイ
etc,,,
こういう映画観ると改めて歴史の勉強をし直さなければという気持ちになりますね。
軽く復習すると、1865年4月14日金曜日にエイブラハム・リンカーンは銃撃され、これは最初のアメリカ大統領の暗殺事件。この事件に関わりがあるのが南北戦争で、奴隷制存続を主張するアメリカ連合国(南部)とアメリカ合衆国(北部)との間で行われた内戦のこと。
この映画で取り上げられているメアリー・サラットという人物は暗殺を企てた者へのアジト提供者、原題のConspiratorにあるとおり共謀者として出てきます。そしてこの女性は、アメリカ合衆国連邦政府史上初めて死刑となった女性。
見終わってなんだかなぁという気持ちになりました。
メアリーを有罪に仕立て上げてこの暗殺の悲劇を早く終わりにしたいという感じがそれぞれにあって、正義ってなんやねんって思うし、真実や真相はどうでも良いわけ?ってもどかしくなる。
でもほんとこういうのって難しいよなって思う。
無実でも服役してる人って実際いるわけで、ちょっと前になるけど20年服役して無罪になって出てきた2名がいらっしゃいますけど、いたたまれないですね。冤罪の問題は簡単にはどうこうできるものではないのよね~。
結局は対人なわけだからそれぞれの感情が絡むのも避けられないわけで。
息子が自白してたら何か変わったのかな?メアリーがもっと発言したら何か変わってたのかな?結局のところはわからないのよね。