評価:★★★☆☆
【STORY】
ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、新しい振り付けで新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。そしてニナが次のプリマ・バレリーナに抜てきされるが、気品あふれる白鳥は心配ないものの、狡猾(こうかつ)で官能的な黒鳥を演じることに不安があり……。
【CAST】
ナタリー・ポートマン
ヴァンサン・カッセル
ミラ・クニス
バーバラ・ハーシー
ウィノナ・ライダー
etc,,,
この映画は話題だったから見たいと思っててやっと見れた。
映像全体がこんなにも暗くてじめっとしてるとは思わなかったけど。
ついこの間『エイリアン4』でウィノナ・ライダー見たばっかだったからあれ?こんなおばさんだったっけ?って正直思って。
真面目な人ってとことん自分を追い込んでいくよね。
完璧でなくてはいけない、言われたことは必ず守る、自分を抑える。
見てて痛々しいというか、暗い気持ちになりますねぇ~。。。
ヴァンサン・カッセルには役柄だけども嫌悪感。
実際の場でもそういうのがあるのかな?・・・ないか。
もっとバレエシーンがあるのかと思ってたけどそういうわけではなく。
ただどんどん追い込まれていって崩壊していくプリマの姿、内面を描いてる感じで周りの重圧に押しつぶされそうな感じっていうのはわかるんだけど、どうも勝手に自滅してるようにしか見えなかったりもして。
それがホラーっぽい演出にもなってるんでしょうが。
幻覚シーンが多すぎるのもこっちを混乱させますね。
完璧なブラックスワンを演じたときのナタリー・ポートマンの表情はすごい。憑依されてるって感じで官能さというより恐怖を感じましたね。
終わり方は~、う~んって感じで。
私は死んだんだろうなと思いますけどね。
暗いにもほどがある映画ですね、全く。